F-BLOG / カウボーイの“我想う”

claudia
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2018年03月05日(月)

[ 株式 ]
海外アクティビスト台頭

さて、昨日の日経紙総合面には「日本企業に投資へ」と題し、運用総額150億ドルを誇る米大手アクティビストファンドのバリューアクト・キャピタルが日本企業への投資を始める旨が載っていたが、背景には米株式の割高感が強まっている事で日本株に対する関心が高まっているという。

アクティビストといえば当欄でも度々触れてきているが、この米勢力で昨年目立ったところといえばアサツーDKに米ベインキャピタルが登場し、同じく日立国際電気のTOB劇には米エリオット・マネジメントが登場しTOB価格の引き上げ要求と揺さぶりをかけたのは記憶に新しいところ。

果たしてこのエリオット・マネジメントは価格の引き上がったところでTOBに応じるイグジットを成功させ、アサツーDKも株価がTOB価格の上鞘で推移していた事で株価引き上げ云々より票が集まるか否かが焦点となっていたものの、蓋を開けてみれば発行済の9割近くの応募があり事はベインの思惑通りに進むこととなった。

勿論こうした裏には綿密なる調査と戦略が奏功したという背景があるが、コーポレート・ガバナンスを促す政府の思惑とも合致し一昔前とは様変わりな好環境のなか、こうした成功事例も背景に冒頭の通りファンド勢としては応分の関心がますます高まるものと思われる。

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2018年03月01日(木)

[ 雑記 ]
北斎漫画が与えた衝撃

さて、現在日経紙文化面には「音楽と響き合う美」と題し毎回有名な絵画がいろいろと紹介されているが、ちょうど一週間前にはエドガー・ドガの「踊り子たち、ピンクと緑」が紹介されていた。これを取り上げた音楽評論家は観られることを意識していない名もない踊り子の背中から腰にかけて永遠の徴を偉大な色彩によって刻み付けたと評している。

ところでこのドガの名作といえば先月末まで国立西洋美術館で開催していた「北斎とジャポニズム展」に出品されていたが、「似たモノ探し」の楽しみを提供したこの展のタイトルにみられるように同作のベースになったものとして葛飾北斎の北斎漫画十一編に描かれている力士の後ろ姿というのは当欄でも以前取り上げたように有名な話である。

自らが描いた力士を参考にしてまさか数十年後に踊り子が描かれるとは思ってもいなかったであろうが、他に北斎漫画の初編が参考にされたモノとしてメアリー・カサットの「青い肘掛け椅子に座る少女」があり、更に酷似しているモノとしてはジョルジュ・スーラの「尖ったオック岬」は北斎の「おしをくりはとうつうせんのづ」と構図はほとんど同一である。

また私の好きなエミール・ガレの1800年代後半の双耳鉢の中にはこれまた上記の北斎漫画十三編に出て来る鯉と全く同じ柄が描かれているモノがあるなど、ジャポニズムブームで北斎が新しい表現方法を求めていた西洋の著名芸術家に与えた影響は計り知れない。冒頭の展は終了したが、明後日まで墨田区観光協会では北斎漫画フラッグ&カードラリーなるイベントを展開中である。

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2018年02月28日(水)

[ 雑記 ]
プレミアムフライデー1年

さて、先週末でプレミアムフライデーが導入となってからはや1年が経過したが、政府の旗振りで仕事を早く切り上げ働き方改革や消費喚起を促すこの官民一体のイベントも首都圏の観光・商業施設などは期待したほど客足が伸びず、営業戦略を見直したりサービスを終了したりする動きが相次いでいる旨が日経紙に書かれていた。

当初このプレミアムフライデー構想が出て来た一昨年には勤務形態に関る部分など企業側の理解を得る事が前提と当欄では書いた憶えがあるが、ある調査では勤務先が奨励・実施しているのは11%にとどまりほぼ導入当初と変わりない結果となり、また実施されても早帰りの日の過ごし方として最も多かったのが自宅で過ごしたという回答で約半数を占めていた。

斯様に果たしてというか上記のような流れで冒頭に書いたような観光・商業施設の思惑とはギャップが生じる結果となっている。この1年で認知度は導入当初から上がった模様だが、
以前当欄で消費構造の変化を把握しなければ米国に倣った消費喚起も名前負けになってしまうとしたように先ずはこの辺が不発の背景にあるという事の把握が課題か。

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2018年02月27日(火)

[ 雑記 ]
日本選手団快挙

本日は平昌冬季五輪で17日間の熱戦を繰り広げた日本選手団の帰国報告と、解団式が東京ミッドタウンで行われた。冬季としては史上最多の13個のメダルを日本にもたらし、その内容も金メダルラッシュとなった女性陣の活躍や、66年ぶりの連覇など各方面で記録尽くしの快挙であった。

斯様な日本勢大健闘との報道の裏ではこの期に及んでなおドーピング疑いの選手が何人も挙げられ、フィギュアスケートの審判の一人がどう見ても不可解なジャッジをしていた旨が物議を醸し出すなど残念な報道も見られたが、コーポレートガバナンスコードよろしくオリンピックにおいてもこうした概念の徹底が求められようか。

それはさて置き、活躍した女性選手など各局から引っ張りだこで早くも芸能事務所からCMまで虎視眈々と狙っている模様だが、選手の地元のふるさと納税が急増している話も聞こえてきている。肝心の勝負どころで本人の力が最大限に発揮されるべく、全ての有力選手に大企業をバックにつけている選手並みの最高の環境やインセンティブが施され更なるレベルアップが図れるよう切望したいところ。

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2018年02月26日(月)

[ 雑記 ]
今年もイタチごっこ

先週末の日経紙総合面には「金密輸 4年で100倍」と題し、23日に財務省が公表した昨年1年間で全国の税関が摘発した金の密輸状況が、摘発件数で前年比66%増の1,347件と過去最高を4年連続で更新、消費税増税前の13年は12件であった事から実に4年で100倍以上に増えた旨が書かれていた。

この金密輸といえば今年に入ってからJALの機内トイレに金塊を隠し国内に密輸しようとした男女6人が逮捕された事が報じられているが、先月末にも中部国際空港で韓国からのツアー客7名が体内に金塊を隠して密輸入を謀ろうとした事件が発覚しているが、それにしても度々当欄でも取り上げている通り金密輸事件は絶えない。

今回の件含め体への巻き付けやスーツケースやアクセサリーの一部に隠したりとその手法は原始的な方法が殆どだが、中には海路を使ったり主流の空輸にしてもLCCが登場して以降はイグジットを想定し国際線と国内線の共同運航に着目するあたりなるほど目敏い。

上記の体内に隠した件では消費税と罰金相当を納付すれば金塊は返却するそうだが、財務省は関税法の罰金上限をこれまでの500万円から大幅に引き上げるなど抑止効果を高める事を図っている。以前にも書いたように金密輸成功率からの試算例では、年100億円が国庫から奪われている計算と看過できない額となっている事で今年も対策が焦眉の問題である。

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2018年02月22日(木)

[ 雑記 ]
尻尾に振り回される胴体

本日の日経平均は、FOMC議事録要旨を受けた長期金利の上昇を嫌気した米株式続落を受け反落となった。このところの戻りで日経平均VIは週明け2週ぶりの低水準となったが、
半値戻しを達成したDOWのVIXは火曜日から再度20を超えてきておりまたぞろ警戒感が台頭する気迷いの景色となっている。

このVIXに絡んでは週明けの日経紙・オピニオンで「誰もがそれをやっていた」と題し、二月に入り世界の株式市場を動揺させた突風の正体も一寸前まで多くの投資家に適温の湯加減を楽しませた金融取引であり、ディズニー映画のファンタジアに似せてその騒動の様が書かれていた。

空前の低利回りが世界を覆い株式市場は波音一つ立てないと大多数の投資家が抱いていた背景から変動率の売りを組み込む金融取引はここ数年で急速な拡大を見せたが、先の当欄でも書いたようにインバース系の商品の中には一晩で9割以上の価値が消滅するモノが世界中で続出し、直近ではこのVIXが不正操作されていたとの告発がSECに為される等のオマケ付きだ。

しかしこの現象、かつてのサブプライムローン絡みの証券化商品然り、「天災は忘れたころにやって来る」を痛感したその後2011年の東日本大震災時のオプション市場でのセルボラパニック然りで何度もその阿鼻叫喚な光景を見て来た筈なのだが、少なくともやはり個人が投資で保険会社の真似をするのは応分の覚悟を持って取り組むべきだろうか。

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2018年02月21日(水)

[ 商品先物 ]
二大消費国の存在

本日の日経紙商品面には「金、中国需要4年ぶり増」と題し、ドル安を材料に堅調持続している金が昨年市場で存在感を高めている中国の宝飾品需要堅調などを背景に、通常は実需に逆風な価格上昇のなかその実需が16年比4%増と13年以来4年ぶりに前年より増加した旨が書かれていた。

この宝飾需要の実需堅調は上記の中国のみならずもう一つの消費国であるインドも昨年導入のGST(物品サービス税)で一時消費が冷え込んだものの、現地通貨建ての金価格が下落した事や農村部の好天で農民の買い意欲が高まった事もあって中国を上回る前年比12%増と大きな伸びを記録している。

当欄でちょうど一週間前に金を取り上げた際に末尾では、WGC報告書で株式市場への資金流出が目立ったことで世界需要が2年ぶりに前年を割り込んだ旨を書いたが、こうした投資需要とは対照的な堅調ぶり。国内では昨年の田中貴金属工業の金地金販売量は16年比で3割減と振わなかった模様だが中国ではちょうど今日まで春節、果たして購入動向はどうであったか注目される。

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2018年02月20日(火)

[ 雑記 ]
コードはRACE

本日の日経紙企業総合面には「フェラーリ、変革に媚びず」と題して、イタリアの高級車メーカー、フェラーリが今月発表した17年12月期決算で売上高が前期比10%増、調整後営業利益が23%増と所謂富裕層の絶大な支持を得て同業他社比でも突出した好調ぶりの様子が出ていた。

当然乍ら株価の方もこれに連動して上昇率もまた突出しており16日には上場来高値を更新、3年前に上場し16年から直近までの上昇率もまた同業他社を遙かに凌ぐ2.2倍の上昇率となっている。日本で年間僅か数百台の販売台数の会社の時価総額がそれこそスズキやスバルとほぼ同じというのも、やはりオンリーワンの存在で他とは一線を画しているのに他ならない。

同紙では創業70周年イベント競売のコメントで自動車ジャーナリストがもう二度と手に入らないの焦りが価格を吊り上げていると出ているが、差し詰めこの辺は値崩れするどころか中古でもモノによっては新品購入価格以上で幾らでも引き取ってもらえるエルメスのケリーやバーキンに通じるものがある。

今年は史上初めて9,000台超を販売する計画というが、同社会長は5年前には短期的な販売台数よりブランド価値の維持を優先するため生産抑制の姿勢を明確にした経緯がある。ブランド構築に勝負を賭け海外展開に打って出る本邦勢も多いが、変革に媚びない姿勢とは何か同社から学ぶべき点は多い。

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2018年02月19日(月)

[ 雑記 ]
ワンツーフィニッシュ

周知の通り冬季五輪第9日の先週末はフィギュアスケート男子の羽生選手が優勝、今大会の日本選手団に最初の金メダルをもたらしたが五輪連覇は66年ぶりの快挙、更に翌日にはスピードスケート女子500で小平選手が五輪新記録を叩き出し日本女子に初めての金メダルをもたらす快挙となったが、これでメダル数は最多であった長野五輪の10個に並んだ。

毎度のことながら大会前のTV等でのメダル獲得予想など下らない下馬評合戦には辟易する思いだが、実際に五輪出場が危ぶまれる怪我を見事に乗り越えて掴んだ羽生選手の二連覇や、三度目の挑戦で悲願の金メダルを掴んだ小平選手の姿を見ているとやはりその背景を想うに感動もひとしおである。

ところで五輪といえばやはりマーケットもその関連が取り沙汰されるが、夏季に比べるとこちらは今一つ盛り上がりに欠ける印象が強い。昨年から各所で関連銘柄は取り沙汰されていたが実際にこれまで家電や旅行関連が物色対象になる一方で、出場選手の所属企業やスポーツ用品関連は伸び悩むなど明暗が分かれている。

この辺に絡んでは先週末の日経紙でも「冬スポーツ熱よ再び」と題し、ピークの3割を切るまでに落ち込んだウインタースポーツの参加人口が平昌五輪でのメダルラッシュで再びウインタースポーツの盛り上がりなるかどうかと出ていたが、株式マーケットではまだ反応が鈍いものの今大会が市況回復の契機となるか否かそんな視点でも後半戦に注目しておきたい。

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2018年02月15日(木)

[ 雑記 ]
義務チョコ

さて、昨日はバレンタインデーであったが、今年もまた平日という事で世の殿方は改めて自信の評価が浮き彫りになる日だったか。とは言うものの近年は軽いお歳暮の如く義理チョコがその地位を確立しまたそれを全面に謳った商品も続々登場しており、恋愛イベントとしての重要性は総じて薄れてきているのは否めないところ。

ところで義理チョコといえば先週月曜日の末尾でも一寸書いたが、あのゴディバが今月始めの日経紙にて「日本は、義理チョコをやめよう」と題した全面広告を出し結構な話題になっていた。社長曰く義理人情や義理堅いのは好きだが、時間がかかるとか皆がやっているとかそれは本来の義理ではなく違和感があり、あげる人がハッピーではないと意味がないという事らしい。

バレンタインデーを控えた一番の書き入れ時にこの奇を衒った全面広告はなかなかのインパクトであったが、最近では年末に大人気の日本酒・獺祭が「お願いです。高く買わないでください。」と希望小売価格と正規代理店を記載した意見広告を出していたのも話題になるなどこの手の動きがけっこう出て来るようになって来た。

今から9年前の当欄で私は「奇異なる日本のValentine’s Day」と題し、「〜そもそも欧州等でバレンタインデーといえばお互いに思い思いの品を交換したりするのが普通で寧ろこの日本独特の習慣は以前からかなり奇異に見られていたのが事実。さて、次第にこの辺も国際標準の道を歩むのであろうか?」と書いたが、漸くというか商戦略から生まれた独自文化の過度な逸脱へ国際標準の視点から問題提議が為された感がある。

Posted by claudia パーマリンク

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