白金現物受渡しサービスを開始
北辰物産は、2014年8月納会より、白金の現物受渡しの取扱いを開始(これまで現物受渡しは「金」のみ)。
また、8月27日(8月26日夜間立会)より、東京白金及び東京白金ミニの当月限(2014年10月限)の新規注文の発注及び建玉を可能に(2014年8月限については、新規注文の発注不可)。
▼白金現物受渡しサービス開始のお知らせ
北辰物産は、2014年8月納会より、白金の現物受渡しの取扱いを開始(これまで現物受渡しは「金」のみ)。
また、8月27日(8月26日夜間立会)より、東京白金及び東京白金ミニの当月限(2014年10月限)の新規注文の発注及び建玉を可能に(2014年8月限については、新規注文の発注不可)。
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依然として連日の猛暑日だが、こうも暑いと街の彼方此方では浴衣姿でかき氷をほおばりながら歩く人も多く目につく。ところでこのかき氷、近年ではどこそこから仕入れたブランド氷を使用等と標榜する店が増え始め、またも群がる人々が行列をなしているお約束の光景も多く目にする。
つい先日も某デパ地下へ行ったときに、突如として小さな一区画を目指して長い行列が出来ているのを見かけたが、辿った先は某所から仕入れた有名な氷を使用したというかき氷屋であった。ただでさえ狭苦しいところで何十分もの行列に耐えた挙句、水とシロップに1,000円近くも払って有り難そうにいただく姿勢には脱帽である。
余計なお世話ながら彼らはどこそこの天然水とか味の違いが判別出来て感動しているのだろうか?別にこの辺はかき氷に限った事ではなく、パフォーマンスを見てつい買ってしまうキャンディー屋然り、なんだかわからないが列に釣られて並んでしまうポップコーン屋然り、はたまたパンケーキ屋然りである。
言ってみれば原料はたかだか水や砂糖、トウモロコシやら小麦などなど、それらがとんでもない値段に化けても行列に並び有り難く買う需要があるのだから経営側としてこれは売っている製品以上に美味しい。バブル世代にしか解らないと思うが、かつて西麻布のホブソンズで流行った光景がいまだ脈々と受け継がれており、思えばこの辺は時を経ても色褪せないのかもしれないなと。
さて、一昨日の日経紙には「資金調達2.4倍に」と題して株式を公開していないベンチャー企業が調達した資金額が、1社あたり中央値で6,880万円と、前年同期比で2.4倍になった旨が載っていた。資金の出し手となるベンチャーキャピタルの投資意欲が改善した事や成長資本をより多く取り込もうとする傾向が強まった事によるところが大きいという。
こんなベンチャー企業を巡る投資環境も昨今では格段によくなってきており、例えば証券会社によるIPO予備軍への囲い込みも盛んになってきている。SMBC日興証券はIPOを目指す企業を対象に会員制の情報サービスやセミナー等を手掛け、みずほ証券もIPOを目指す企業を対象にした交流会をホテルで開くなどしている。
足元では読めない地政学リスク云々と懸念材料も燻ってはいるものの、とりわけ昨今はIPOを目指す側とその受け皿側とのマッチングがかつてないほど合致している感がする。資金調達もリーマン・ショック後最高の09年水準を上回ってくるかどうか等とも併せて後半戦を見てゆきたい。
本日の株式市場は14時過ぎから先物主導で売られ一段安となり4営業日続落となったが、先月の東証一部売買代金の1年7か月ぶりという低水準を映してこのところ日本取引所グループの株価もダラダラと弱保ち合いが続いている。
ところでこの東証だが、先週末の日経紙社説には「株式の夜間取引をする得失は」と題して株式取引の時間延長に関する研究会が報告書を発表した旨が出ていた。ここでは延長議論と併せ市場の公平さを保つという原則論が書かれていたが、その前にやはりネット系と大手の立ち位置の溝をどう埋めるかだろうか。
もう一つ、日本取引所グループといえばこれまで何度も取り上げてきた「総合取引所構想」がある/が、先に書いた通り4月の与党金融調査会では会長が総合取引所創設がかなわぬ場合には議員立法でやる等の発言が出た経緯がある。結論を今夏までに云々といった発言もあっただけにタイムリミットは近づいており上記の夜間と併せ今後も要注目である。
本日の株式市場は小幅に3日続落となったが、ザラバではプラス圏に浮上する場面があるなど欧米の軟調からすれば底堅さが目立つ感がある。個別の値上がり率ランキングなど見てみるに新興市場含めた仕手っぽいところが並ぶのはいつもの光景だが、マトモな?ところでテレビ東京HDがランクインしているのも目に留まる。
週末に上方修正の決算が出ていたということもあるが、やはり同局が放映する「妖怪ウォッチ」の異常ともいえる人気が煽ったという側面も大きい。つい昨日の日経紙でも「妖怪ウォッチ長〜い列」と題して、週末に発売となったオモチャ目当てに1,000人を超える行列ができたという旨が載っていたがいやはや凄い。
抽選制で当選者番号が張り出されるなど受験の合格発表さながらの光景も異常に映るが、そんなワケでテレ東に限らず本日はこの新商品を発売したバンダイナムコHDも年初来高値を更新、更に玩具卸のハピネットもこれまた大幅高で年初来高値更新と妖怪ウォッチ関連銘柄が軒並み大幅高となっている。
しかし、こうなるとまたぞろネットではモラル無視で入手した品々が法外な値段で取引されるお約束の光景が目立つ。一寸前まで仮面ライダー関連も毎回こんな光景が繰り広げられていたが、この辺は変わらず。個別銘柄への悪ノリは許せるが、子供の夢をこんな形で利用する妖怪連中はほんとうに残念な限りである。
さて、連日熱い日が続くが一寸前のこんな季節には大手ドラッグストア等ではレジ横に置いてあるアイスノン等がよく売れていた。ところでこのアイスノンの製造元である白元であるが、先に東京地裁に民事再生法を申請している。
同社に関しては、既にかつて他の同業と水面下の戦いを株式市場で繰り広げてきた大手が支援の構えを見せているが、白元といえばこのアイスノンの他にもいくつもの家庭用品で幅広く知られCMなどでも有名であった。それだけ認知度が高かっただけにこの報が出た時はけっこうな衝撃度であった。
もう一つ、昨日の日経紙一面・コンシューマーXでは「ノリノリでも終電まで」と題しバブル世代の堅実ライフ云々が書かれていたが、やはりこういったところに引用されるのは認知度の高いところでマハラジャ等が多い。ところでココと双璧であった後の第二世代「ジュリアナ東京」の元経営主体企業も約2週間ほど前にパンクしている。
こちらの場合はジュリアナ閉店後に形態が変わり時代も過ぎ去った今では当然ながら誰も注目することなくヒッソリとした清算という格好になったが、上記含め認知度が高い有名どころの破綻には其々の背景が複雑に絡んでいてその発表がなされた時にはいろいろと馳せる想いがあるものである。
昨日は日本マクドナルドHDの2014年1-6月期決算会見が開かれていたが、その中で売上高が計画比で15〜20%落ち込んでいるとの件があった。この辺は言わずもがなで、先の委託先中国工場が使用期限切れ食肉を使っていた問題が発覚した事によるところが大きい。
同社は25日には中国製の鶏肉商品の取り扱いを中止して全てタイ製に切り替えたとしているが、この前日には国内の輸入業者がベトナムから輸入した冷凍シシャモに殺鼠剤と疑われるものが混入していたとの発表がなされるなどまたぞろ食の問題が世間で喧しい。
先週末の日経紙「春秋」には、「いまや日本人の食事は海外にどっぷりと依存している。結果、潜んでいるリスクが見えにくくなっているように感じる。」というくだりがあったが、過日のあるTV番組で流行りの大手養豚会社の社長がTPPに絡んでモノ申していた際に予想される食料資源危機に際して自給率が焦点になってくるとも言っていたのが思い出される。
結局のところ最終的な判断は消費者にあるワケだが最近のこんな悪質な海外業者の報道を見せられるに、一寸前のホテルの偽装問題等は特異な本邦の一問題でまだマシ?という感覚にさえなってくる。
本日は皆様ご存じの通り「土用の丑の日」である。鰻に関してはここ数年前から稚魚の不漁がいわれだし、昨年の丑の日の当欄には「〜今漁期のシラス池入れ量は前年の75%にとどまり、価格は昨年実勢の2.5倍となりここ10年で約10倍に跳ね上がっている〜」等と書いてある。
そんな昨年の状況から今年は漁獲高が一転して大幅に回復し、稚魚の取引価格も今年は昨年比で十分の一まで下がったとされているが、その割には老舗店舗や大手百貨店の案内等を見るに今年も値段はH昨年と同じか場所によっては値上げまでされているところも散見される。この辺は高騰ピーク時の仕入れ交渉や価格転嫁のタイムラグもあり、なかなか我々が思うように即座に反映されるような状況ではなさそうだ。
というワケで今年の秋口以降落ち着くかどうかだが、ここにきて先月にはIUCN(国際自然保護連合)がニホンウナギを絶滅危惧種に指定し波紋が広がっている。これで将来輸入が制限されるような事になれば流通量が減少しまた価格上昇の懸念が出てくる訳で、一難去ってまた一難というところ。
先週は株式市場で発電所建設の(エナリス)が急反発する場面があったが、これは発電時に発生する温水で地元漁業者が鰻の養殖に進出するというコラボに期待買いが入ったもの。日本独自の伝統食文化を守りつつも、資源管理とのバランスも考えてゆく工夫がこれからも求められそうだな等と想いつつ今年の鰻を味わいたい。
さて、先週末は東京の夏の風物詩である第37回隅田川花火大会が滞りなく開催された。昨年はゲリラ豪雨のせいで途中から本当に記憶に残るようなまさかの史上初完全中止に追い込まれたが、今年は天候にも恵まれ綺麗な浴衣の花が彼方此方に咲いて会場の彩も一層鮮やかに映えていた。
というワケで昨年は各社のカラーが楽しみな花火コンクールが目前にして中止となってしまったが、今年のそれは昨年の鬱憤を晴らすようななかなか素晴らしい出来栄えだった。個人的には火薬を時間差で着火させグラデーションを創造する等今までに見たことが無いような面白さがあった株式会社イケブンの「WAVE!光のグラデーション」が圧巻であった。
思えばスカイツリーが出来た当初は殆どがこれを意識したテーマ作品ばかりの内容であったが、そのスカイツリーももうすっかりとこの花火大会の風景に溶け込み一体感を出すまでになっている。今年は比較的自由なテーマに分散していたが、オリンピックを見据えつつまた誘致にも熱が入ろうというもの。
さて、一昨日に取り上げた通りで連休明けから東京証券取引所では呼び値変更第二弾として、「TOPIX100」に採用されている銘柄を対象に5,000円以下の銘柄の刻み値が0.5円、また1,000円以下は0.1円に縮小されている。
この辺は昨日の日経紙にも出ていたが、10銭単位に変更になった中では(みずほFG)が売買代金が130%へ、50銭単位に変更になった中では(ニコン)が同155%等に増えた模様。ただ当然ながらこのニコンと双璧の(キャノン)など見るにボラが非常に小さくなったのが目立つ。
当の東証ではCEOが「価格改善効果の恩恵が、幅広い層の投資家に及ぶ」と強調、投資家の利便性が向上し中長期的な市場活性化につながるとの考えのようだが、前述したように「幅広い層の投資家」ではなくて「機関投資家やヘッジファンド層」へ恩恵ではないか?順番待ち時間が短縮された裏で値幅が稼げなくなったデイトレ組など改善というより改悪のイメージが強い。
ともあれ胴元が機関投資家目線で決めてしまった事だから、こうした銘柄は早々に諦め個別では同じ低位でも呼び値変更対象外のモノが蒸し返しで物色される場面も見られた。ところでこうなるとこれはこれで幕間繋ぎで選好されてきた新興市場や二部への関心が一段と強まり、意外に暫くはこちらの循環物色が続く地合いになるかもしれない。
北辰物産は、2014年7月23日夜間立会以降の新規建玉より、プレミアムオンライン取引の委託売買手数料を一部引下げ。
▼プレミアムオンライン取引の売買手数料一部値下げのお知らせ(PDF)
プレミアムオンライン取引とは、通常のオンライン取引に、専門アナリストと相場について相談ができたり、相場見通し配信サービスや週刊レポートが無料で購読できるオンライン取引となります。
さて、ウクライナでのマレーシア航空機撃墜やイスラエルのガザ地区侵攻の地政学リスクへの警戒感が再度台頭してここまた金へ関心が向かっているが、金といえば先週末の日経紙に「金値決め 初の変更」としてロンドン市場で100年近く続いてきた金融機関同士が電話会議で価格を決める現行の仕組みから、第三者が設定する方式に改める見通しになった旨が出ていた。
この辺に関しては、先にドイツ銀行の商品事業縮小に伴っての値決め撤退発表を背景にした銀の値決めについての変更案が先行して報道されていたが、金の方もこのドイツ銀行の値決め撤退に加えて英銀バークレイズの金指標価格操作問題が発覚しその価格設定を巡る不透明さが指摘されていた背景がある。
市場の信頼回復を急ぐ狙いがあるとみられる今回の見直しだが、コモディティーの金融商品化へ伴いその取引形態も多様化しそれに絡む不正も横行、値決めではないがLMEも倉庫ファイナンスなる取引が横行しそれに伴う規制強化がこれまで多数浮上してきた経緯がある。この値決め全面的見直しも含めコモディティー系は取引慣行にもいろいろと影響が出そうである。