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商品先物ネット取引取扱い11社最新ランキングを更新

11月12日〜11月25日の期間で実施した「商品先物ネット取引データ&サービス内容アンケート調査」の結果を元に、各社のネット取引最新サービス内容を更新、ポイント評価基準に従い全11社のレーティング&ランキングを更新しました。

▼商品先物ネット取引総合レーティング・ランキング(11/25現在)



尚、これまで通り各社のサービス内容・レーティングについては随時更新を行い、同時にランキングにも反映していきます。



また各社のスマホ画面も最新版に更新してあります。

ぜひ各社の最新サービス内容をチェックしてみてください。


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CMEと活路

先週末の日経紙一面を飾っていたものには、「LNG先物創設へ提携」として、東京商品取引所が世界初のLNG(液化天然ガス)先物市場づくりに向けてCME(米シカゴ・マーカンタイル取引所グループ)と業務提携の交渉に入った件があった。

このLNGといえば同紙28日付けでもLNGの世界的な需要増を背景に国内海運各社がLNG輸送船を大量発注する旨が出ていたが、その中でもとりわけ日本はLNGの最大輸入国になっている旨の記事も一面を飾っていた。株式市場でもこの辺が刺激材料となり、先週後半に日経平均が年初来高値を更新するなか特に一斉高と目立ったポストは造船であった。

それはともかくも、今回の市場創設の件でCMEと提携する一連の動きから来年春に売買システム更新期を控える東商取としては、5年で60〜70億円とCMEより安い料金オファーをしたJPXよりCME寄りになるか。いずれにせよ総合取に関して遅くても年内には結論を出す旨を述べてきており、先ずはこの辺の結論を確認したいところである。


空売り解禁の効用

さて今月もそろそろ終ろうというところだが、周知の通り今月5日からは2002年に導入となった「空売り」の規制が漸く緩和されることとなった。機関投資家やヘッジファンドもやり易くなるというものだが、個人も従前の単元等が緩和されることでこれらの自由度が増すというもの。

初日には空売りが占める比率が今年最高水準になっていたが、5月の高値からちょうど信用期日の順次到来にあたりその因果玉目当てでショートが溜まった銘柄も多く散見されていた。ただ当の日経平均はそこから軽く1,000円以上上昇し本日も急反発で年初来高値更新となっており、モノによっては早々と踏まされた向きも多いのではないか?

繋ぎの用もあるので何とも言えないがここまでのSQも絡めカラを誘い易いスケジュールの設定も年初来高値の構築に一役買ったようにも見える。昨今ではハイフリークエンシー取引等も横行していることでこの緩和がどの程度の影響を与えることになるのか未知数の部分もあるが、何れにせよ市場がまた一歩本来の姿に戻り売買の厚みも更に増してくることになろうか。


投資マネーで活性化

本日は日経平均が冴えない中でも総じて不動産セクターが堅調な展開になっていたが、この辺は日経紙総合面で「運用不動産2兆円越す」として、地価上昇を期待した個人や年金基金の資金がREITに流入し購買力を増したこれらが不動産の大きな買い手になっている旨の記事も一部手掛かりになっている。

これらREITに関しては当欄では今年の春先からREIT市場への資金流入が加速しその時価総額も過去最高を更新した旨を度々取り上げてきたが、五輪開催が決定した9月ではTOPIXの7%上昇に対してREITのそれは16%にもなり、また今年の不動産取得額は初めて7兆円を越え7年ぶりに年間最高額を更新するという。

その種類も多様化し従来のオフィス系特化から星野リゾートにみられる旅館モノや、また直近では週末に小売設立では初のイオンリートが上場を果たし、ココは合計1,500億円越の物件を取得するなど流れ込んだ投資マネーで各所に活性効果がもたらされている。斯様なマーケットのマッチが脱デフレを後押ししてくるかどうかますます注目である。


新無国籍通貨

さて、半年ぶりの水準にまで円安が加速し一頃の相場膠着から脱して為替市場もまた活況が戻るかというところだが、通貨は通貨でも最近活況を呈しているものにネット上で流通するビットコインなるものがある。

この通貨を取引する取引所では今月に入って上旬から中旬までにその相場が2倍に大化けし、この3ヶ月で相場は6倍になるなど投機熱に拍車がかかり、他の競合取引所にも注目が集まり裁定の機会を窺う投機家も出始めたという。

無国籍通貨という点で金と同じであるものの、電子決済など現実的な利便性で金とは可也異なる。無国籍通貨の枠で見るに金にとってはたして脅威な存在ということになるのだろうか?また、原資産が活況になれば当然構想として出てくるのがETFで、既にフィエイスブック創業過程で揉めた人物が申請をする等しており、ますます目が離せなくなりそうだ。


2013年度ネット取引データアンケート調査返答結果

11月12日(火)から11月25日(月)の期間で実施しております「2013年度商品先物ネット取引データアンケート調査」の返答結果を日々こちらにて掲載して行きます。


※アンケート調査のご案内については12日(火)8:00までに全社配信済みです。もし未達の場合はメールにてお問合せ下さい。

【アンケート回答企業一覧(返答順):11/26現在 10社】

岡地、岡藤商事、北辰物産、フジフューチャーズ、日産センチュリー証券、フジトミ、コムテックス、岡安商事、エース交易、ドットコモディティ

【アンケート未回答企業一覧1社】

カネツ商事


現物回帰?

さて先週のニュースで目に留まったものにインドの空港で国際線旅客機のトイレから約2億円近くの金の延べ棒が発見されたとの件があった。同国では今年金の関税が6%から15%に引き上がっており、この辺を背景にしたものと考えられているがこれだけの規模だけに何とも裏がありそうな落し(忘れ)物?である。

ところでこの金地金といえば、先週の日経紙マネー&インベストメントには「金地金、再び脚光」として為替の円安安定や増税前の駆け込み需要も期待され、低迷している先物を横目に地金販売が再び伸びてきている旨が載っていた。

こうした地金需要は円建てETFにも及んでおり、当欄で先週20日付け「プラチナ復権」の項で金の主力であるSPDRゴールド・シェアが年初から4割弱減っている旨を書いたが、同紙によれば同じETFでも国内保管を謳う金の果実は年初比15%増の6.4トンと過去最高水準に達しているという。こんな流れを汲んで来年は現物回帰となってくるのかどうか、引き続きETFの動向含めて注視しておきたい。


「俺の〜」ロジック

さて、年明けに当欄で「食文化カオス時代」として一度取り上げたことがあった話題のレストラン「俺の〜」シリーズだが、いくら話題とはいえ個人的にレストランに入るのに並ぶという選択肢はありえない私は未体験だったものの、近所に最近突如としてオープンした「俺のフレンチ」に行く機会が舞い込んできたのでこれ幸いと今更ながら行って来た。

表通りから一寸入った裏路地?ながら先ず何処の店舗でも見られるように、お店の入り口には某所のホストクラブやキャバクラの如く(失礼!)、名店で腕を振ったブランドシェフの大きな写真が聳え立つ。一見ブッ込みにも見えるが、入ってみるとオ−プンキッチンで座席にも座れてそう窮屈な感じは無く店員のサービスもなかなかいい。

さて肝心の料理だが周知の通り此処は一般のお店が原価率30%とかいわれているところを倍の60%以上ということで逸品を驚愕の値段で出すというものだが、看板メニューのロッシーニなんぞは大きなフィレ肉やフォアグラにトリュフをふんだんに使い60%どころか見た感じ原価率は90%くらいになっているのではないだろうか?

他、伊勢海老やホロホロ鳥も然りで材料費を湯水のように使ったメインディッシュの一品が1,000円そこそこであるから感覚がおかしくなる。上記のロッシーニなど都内の一寸した店ならアラカルトで軽く一皿10,000円以上するがそれが10分の1の価格だから其れなりに後ろ盾が無ければ出来る業ではない。

そんなワケで当然ながらどれもこれも美味しくまた伺う約束をして出てきたが、驚異的原価率のメイン物は直に提供せずに出てくるまでの間に前菜(これも激安)やアルコールを消費させるというあたりも一つのポイントか。しかし牛丼業界など高原価率で臨んでも収益は覚束ないものが、「俺の〜」形態ではしっかり儲けが出ているというロジックが面白い。

今、あちこちで発覚している偽装までして原価率を極力下げるところあれば、こうして真逆の発想で原価率を極力高くして勝負に出るところあり。経営もさまざまである。


ゴールドフェスタ2014、2つの連携企画について

2014年2月11日(火・祝)の「ゴールドフェスティバル2014」開催を記念して、2つのゴールドに関する企画を連動実施いたします。

▼第1回「ゴールドフォトコンテスト」(金融関係者のご応募も大歓迎!)



2014年2月11日(火・祝)の「ゴールドフェスティバル2014」開催を記念して
ゴールドに関する魅力的な写真を募集する第1回『ゴールドフォトコンテスト』を開催いたします!
募集テーマは「金(ゴールド)、限りなき可能性」−あなたが思うゴールドな写真だったら何でもOK!ー

物質としてのゴールド、色(カラー)としてのゴールド、存在・象徴としてのゴールド、風景としてのゴールド、あなた自身が思うあなたなりの「金(ゴールド)」の写真を対象とさせて頂きます。日本国内・世界各地の素敵な、美しい、面白い、楽しい、不思議な、はたまた珍スポットまで、皆さんの想うゴールド な写真をお待ちしております。
ケータイやスマホ、一眼レフなどデータで撮影したものであればOK!とびっきりの一枚をお送り下さい。

▼みんなのコモディティ「ゴールド川柳 〜あなたと金の2013年〜」



みんなのコモディティとゴールドフェスティバル運営事務局では、皆様の日常生活における「ゴールド(金)」にまつわる、ユーモア溢れる作品を募集します。多くの皆様からのご応募をお待ちしています。

テーマ:
「ゴールド(金)」にまつわる5・7・5の川柳であればどんな内容でも構いません。

応募期間:2013年11月21日〜2013年12月20日

選考:
「ゴールド川柳」運営事務局(株式会社想研、株式会社みんかぶ)
特別審査員兼プレゼンター:初代タイガーマスク(佐山サトル氏)

いずれも入賞作品には「金貨」など豪華賞品をプレゼント!皆様、ふるってご応募ください!


2/11に東京で「ゴールドフェスタ2012」開催!

ゴールドフェスタ運営事務局は、2014年2月11日(火・祝)に金の魅力を伝え、関心を深めるためのイベント「トーキョーゴールドフェスティバル2014」を東京・品川 THE GRAND HALLで開催します。

▼ゴールドフェスティバル2014 〜ゴールドについて学び、ゴールドを体感する一日〜



金の魅力を伝えるため、昨年12月2日に初めて開催した「トーキョーゴールドフェスティバル」。現物・金箔・アクセサリー・投資商品とジャンルを超えた金(ゴールド)の祭典には申込受付が1日で定員満了となるなど、大盛況のうちに終了しました (昨年度の開催レポート)。
第2回目となる本年度の「ゴールドフェスティバル2014」は、より多くの方に「金」という魅力ある商品の様々な側面について、見て・聞いて・体感して・学べる場にするため、規模・内容・連動企画共に大幅パワーアップした構成でお届けします。

更に遠方で参加できない方のためのツール(TV・ラジオ・雑誌などのメディア連携、GOLD MAGAZINE、セミナープレス)も拡充。

真冬の『金(ゴールド)の祭典』、全国からの参加申し込みお待ちしております!!

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┃☆┃ゴールドが当たる抽選会も! 講演内容をチェック
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 セミナーや展示会など、コンテンツが盛りだくさん。

 ●オープニング:受付開始 &ゴールド各種展示ツアー
  
 ●第1部:基調講演/日本はこれからどうなるのか?
     「日本経済・世界経済のゆくえ、私たちのこれから」

 ●第2部:まずは金について知ろう!
     「教えて森田先生、金っていったい何?」

 ●第3部:世界の金はどうなっている?/写真でめぐる世界のゴールド
     「現地レポ:ニューヨーク・インド、底流を探る」

 ●第4部:お金と金について考えよう
     「笑う門には金来たる?おもろい貯“金”のススメ!」
      生活経済ジャーナリスト いちのせかつみ氏

 ●第5部:金はこれからどうなる?
     「金を通してこれからの世界を視(み)る」
      豊島逸夫氏/亀井幸一郎 氏/池水雄一 氏/大橋ひろこ 氏

 ●表彰式:授賞式・フォトセッション
     「ゴールド川柳・フォトコンテスト入賞作発表」
      [特別プレゼンター] 初代タイガーマスク 佐山サトル氏

 ●抽選会:おたのしみ!ゴールドプレゼント抽選会

 プログラムの追加、訂正は随時公式サイトで案内していきます。

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┃☆┃ゴールドバーを持ってみよう♪ 展示や実演もチェック
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 金に関する展示コーナーでは、“ゴールドバー”を実際に持つことが
 できたり、金・銀・銅・アルミの重さを持って比べたりできる
 体験コーナーのほか、タイガーマスクの黄金マスク製作実演など、
 触って、見て楽しめるコンテンツが登場。

 入賞作には金貨が当たる「ゴールド川柳&フォトコンテスト」も実施!

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  ☆同時開催:「ゴールド川柳〜あなたと金の2013年」(12/20まで)☆
          http://column.cx.minkabu.jp/5960
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  ☆同時開催:「第1回ゴールドフォトコンテスト」(2014/1/15まで)☆
            http://goldfes.jp/photo/
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┃★┃イベント開催概要
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日時:2014年2月11日(火・祝)13:00-18:00 (開場12:00-)
場所:東京・品川 THE GRAND HALL
   港区港南1丁目8番35号/JR品川駅港南口より徒歩3分
定員:480人(参加無料、事前申込制、参加者全員にプレゼントも)
※応募多数の場合は抽選となります

プラチナ復権

一昨日の日経紙社説には「資源国の輸出規制に警戒を」としてインドネシアの非鉄金属輸出規制等と共に、南アフリカ共和国がプラチナの輸出価格や輸出量の統制を含む国内産業の振興策を検討している旨が載っていた。

近年資源国では各々の事情でこの手の鉱物等の生産や輸出を統制する動きが目立ってきているが、各所利害関係が対立するだけに一筋縄ではいかなそうだ。とはいえ先週の英金属精錬大手ジョンソン・マッセイ発表のプラチナ需給も2014年は引き続き供給不足になるとの予想もあり、漸く復権の片鱗が見えてきたか。

国内外でも昨年まで一頃金とは逆鞘であった相場は再度プラチナ上鞘となり、接近場面があってもすかさず拡大する動きが定着している。ETF市場でも金の主力であるSPDRゴールド・シェアが年初から4割り弱減っているのに対して、世界のプラチナETFは年初から約6割増えているといい今後もこの辺の推移には要注目である。