表向きの理念

週明けの日経平均は外部環境の悪化から全面安商状が続いて大幅続落、取引員株も例外ではなく軒並み安から年初来安値更新組が幾つか見られたが、「カウボーイ」や「FUTURES PRESS」では既報の通り週末の3社行政処分について触れており、立て続けな処分に加えてその内容の厳格化も顕著になって来ており昨今の監督官庁の姿勢を確認する意味でも触れざるを得ないであろう。

今回の中でも一社はお約束のように呆気なくパンクの申請へと事を運んだがゼネラルの血筋はそうそう変えられるものではないか、その辺は兎も角先の刑事事件でも今回の件でも当該企業の理念に掲げるモノは「お客様との共存・共栄」、「お客さまと共に発展」、「顧客第一主義」等々これでは信頼云々以前の問題だろう。

また業界要人のコメントも毎回処分の度に時事あたりから出るが、段々所感も短くなって来ており出尽くし感も漂う中で上記と併せて苦しい限り、既に証券では或る意味防衛手段で常識化しているが所謂浄化が加速してゆく中で不祥事に自ら手を上げてゆく動きには程遠い。


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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