売却の意図

今週の話題といえば、5日のペトロチャイナや6日のアリババ・ドット・コムといった有名どころの新規上場だろうか。

特にペトロチャイナは数年前にあのウォーレン・バフェット氏が個人株主として躍り出て注目されたものの、最近になって大量売却に動きこれがスーダン関係の思惑も絡んで一部話題になった経緯がある。

果たして初日はペトロチャイナは初値で48.6元と公募価格の約3倍、アリババ・ドット・コムもザラバ39.95香港ドルとこちらも公募価格の約3倍と共に冷めない投資熱を裏付ける形になったが、その後の地合いからも窺えるように吸収が偏り需給への影響が一部懸念されている。

しかし約5,000億ドルといわれるあのエクソンの時価総額をも上回り一応世界一になったものの、実質的な国家分もあり市場出回り分等みれば今後の株価形成では当然バブルが生じ易くなるか。


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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