3ページ目

ストレスさまざま

週明けの本日は寄付から東証においてシステム障害が発生し、東証一部の二銘柄の売買が後場序盤まで、またダイワの東証電気機器株価指数ETFも序盤に売買出来ないトラブルがあった。

この東証、つい一ヶ月ほど前に売買プログラムの欠陥でデリバティブの一部が売買出来ないトラブルが発生したばかりで、後に再発防止策を公表していたばかりであったが立て続けにこれでは失態だろう。

さて本日もう一つのシステムトラブルといえばやはり前場に東穀で起きた1系統のソフト物がシステム障害で取引がそのまま中断した件、今のところプログラムや機材に問題はなく明日以降の取引に支障は無いと言うが、ただでさえ恐ろしい方法で値付けしているところへこれでは疑心暗鬼もいいところである。

この東穀、2010年にも東工取と取引システムの統合をする旨の発表がつい最近あったばかりだが、本日トラブルを起こしたのは初期投資に5億円を投じたシステム、捨て行く物にカネを投じるのはともかく2010年までこれに付き合わなければならない各所のストレスは大きい。


オルタナティブの重要性

さて二週間ほど前にも同じような事を冒頭から書き出したものだが、今週も商品相場の暴騰は続き昨日はWTIが5ドル高と急騰、金も一時最高値更新のほか穀物も最高値更新ペースが続いている。

株ではトレーダーの不正とやらでソジェンが話題となったが、こんな状況だからつい先日はMFグローバルが小麦で飛ばしたとかの話題が出たり、米人気女優が穀物高から援助食糧の財源不足に直面しているWFP(世界食糧計画)にポケットマネーから100万ドルを寄付したりと実生活でもチャーリーズ・エンジェルぶりを披露している。

ところで昨日の日経紙一面には公的年金の積立金の市場での運用利回りが2007年度は5年ぶりマイナス運用と出ていたが、さすがにこうなって来るとオルタナティブの重要性が更に言われ始めるのは時間の問題、年金といえば時事ではあのカルパースが商品投資拡大表明したばかりというのもあいまって今後日本はどう動く?


素材と腕

なんでも地上げ等という懐かしい言葉がまた登場し、上場している渦中の会社は連日のストップ安となっているが、暫く経つとまたインサイダー疑惑とやらの話が出て来るのであろうか?

インサイダーといえば週明けの日経一面には、新日本監査法人の公認会計士がインサイダー取引をしていたという疑いで調査との記事があったが、大手監査法人に所属していた会計士が摘発されるのは初とか。

もっとも当の公認会計士、その戦果といえば公表されているものではマイナスのものもあり成績は冴えなかったとか、残念ながらインサイダーに抵触する情報に頼った売買でもこうしてマイナスを出すケースは意外に多い。

発表するタイミングの問題からその後の変動でヤラれおまけにネタが立ち消えになったケースや、取組が薄い中で関係者の売りが嵩んでしまい逆日歩で殆ど喰われてしまったパターン等々、面白い事例は幾らでもあるがインサイダー取引とはいえやはり儲けるにはそれなりの読みが要求されるのは当然なのである。


ブームと商機

昨日に引き続き欧州と日本の融合?系の話題になるが、ミシュラン社のギド・ルージュの2008年フランス版においてパリにある日本料理店というか鉄板焼屋さんの「あい田」が、仏の日本料理店としては初めて一つ星を獲得した模様とか。

もともとプレスが上手かったのかどうか露出度も高くフィガロその他で優秀レストランとの評価がベースにあっただけにいずれはとの意見が多かったが、ブルターニュ産のオマールやリムーザン産の肉はそりゃ旨いし現地でも和食の域だろうが当然ファンは付くわなとも・・。

只、最近のフランスでは日本茶を始めとした和物がブームらしくそういえば先月ミッドタウンへ行った折の話を書いた事があったが、その時も和物系の店舗ではフランス人の団体で賑わっていたのを思い出した。

さてこうして逆輸入的に有名になった向きとしては、数年前だったかその意匠性が個人的に気になる「サダハル・アオキ」あたりをコメントした記憶があるが、海外ではほとんどパロディーにもなり得るジャンクな「和」に遭遇する率が高いだけにそういった点の貢献度は高いか。


ヨーロッパから見た艶

バレンタインデーが終ると本日はもう「桃の節句」であるが、これは五節供の一つでそろそろ気の利いた食事処あたりではさり気なく花が添えられていたりする時期でもある。

さて桃の節句といえば雛人形だが、数年前某所で見て気になっていた「リヤドロ」のものが今年はたしか1月だったか元宝塚女優のコメント付きで日経新聞に載っていたような記憶がある。

ポーセリンというカテゴリーで見ると食器まで展開している他のブランドが一般的にはどうしても目立ってしまうが西洋から見る日本の精緻な部分や、「カレライカレラ」あたりもそうであるようにその所謂艶の表現においてはスペインは本当に素晴らしい物を持っていると思う。

とつらつら個人的な意見だったが、ところでオリコンの調査によれば今年雛人形を飾らない予定とした向きは約7割近くとか、段々とそうした流れになるのか否かだが気に入った物を見つければまた意識が変るかも。


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

カテゴリー

アーカイブ

2008

3

1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31