ジャポニズムの変遷

さて今年は日仏修好通商条約が結ばれてから150周年にあたり、これが初の日本公演となるパリ国立オペラによる公演等を筆頭として各所で記念行事が目白押しである。

そんな中で期日もあと僅かになってきたという事でやはり個人的に外せない、「ガレとジャポニズム」を鑑賞に過日ミッドタウンに行ってきた。

今回は有名な「ひとよ茸」を始めとしてなかなか纏まって観る機会の無かったファニチャー系の出展があり楽しみであったのだが、新鮮な発見だったのは他にヴィクトリア&アルバートから出展されていた1890年のバカラ花器も日本美術の影響を受けた作品を残していた点か。

さてメインのガレといえば、やはり何度観ても普段弱々しくみられているもののスケールを極端に拡大させる事によってその猟奇化を見事に図っている様は流石、ヒストリカルな構成もまた素晴らしいものであり満足な内容であった。


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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