日本勢は買い物上手か?

日経紙の休刊日にもかかわらず今日は特別号外まで出してその世界規模の金融危機対策を報じていたが、一先ずこれを評価したのかどうか見ての通り市場は週末とは全く逆の動きを演じていた。

さて金融系一連の株価暴落で市場が疑心暗鬼となっていた例の三菱UFJのモルスタへの出資だが、二転三転しながら結局直前では全て優先株にする事でもう後へは引けなくなっていた事態を乗り切り市場からは敬意を表される形になっている。

まあここ直近で国内各行も保有株損失から業績修正が相次いでいたが、モルスタが予定の約半値にまで暴落していればそれこそ払い込んだ途端に減損処理が待っている訳で既定路線だったとも言えるが、バブル時には疎まれた米国買いが今や感謝される時代へ、この一連の?借り?で今後世界の金融市場をリードしてゆく存在になるか否かである。

何より相手は海千山千の外資、前にも少し触れた国内最大級の証券会社構想然り、同じ証券では野村がリーマンのアジア太平洋部門引継ぎ完了とも報じられていたが「安い買い物」と評判しきりだった人材もここから水面下で草刈が熾烈になるとの見方も一部ある。タダより高い物は無いとも言うが・・・・


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

カテゴリー

アーカイブ

2008

10

1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31