Killer contents
昨日あたりから巷の企業は実質始動となったが処が多いが、百貨店始めとして小売関係は今週が一年を占う意味でも要とその光景も力が入る。昨日までに出揃った09年12月の売上高速報は大手各社が11月比で減少幅は改善となってはいたが、これは歳暮や御節に加えセール前倒し等の特殊事情があってのもの。
さてこの百貨店、年末には御節を書いたがこれと共に年の初めといえば福袋、此処の近所の三越では開店前に数千人の行列が出来てその人気ぶりが窺えたが、その近所の銀座松屋では開店85周年を迎えるにあたって85万円の福袋を用意する一方で、ランチ弁当福袋などお買い得を謳う展開など益々キラーコンテンツ的な様相を強くしている。
そういえば此処銀座は昨今の浮世を反映して街の風景も変遷、直近では新築ビルでも入居予定であった高級ブランドがマルになって低価格大手が入居の運びへ、また店を構えていた別な高級ブランド群も次々と撤退しファストファッション群の看板へと次々に架け替えられている。
一昨年の夏頃に当欄で「銀座は変遷著しく、経済を肌で感じ易い街である。」と書いた事があったが、昨年は更にそれを実感した年であった。さて、今年もこんな変遷が継続するのか、はたまた有名ブランドの逆襲がありや否や、粛々と見てゆきたい。