新種RIET続々

先週の日経紙投資面には「基礎からのRIET」として、NISAの対称にも入っているREITの基本的な仕組みやポイントが連載されていた。以前にも何度か取り上げたが株式と共に債券等に比べて魅力的な利回りや、小口が利く当の利便性からこうして同紙でも連載が組まれる等注目度も近年高まっている。

このREITに関しては近年多様化が進み今年出たユニークなパターンとして春先に当欄で取り上げた星野リゾートの所謂「旅館REIT」があったが、この時にも末尾で一寸触れたショッピングセンター等を組み入れたイオンのREITが来月後半にもこの手では初の上場となる見込みだ。

ショッピングモールの積極出店や、アジアでの小売シュアを確立するためにも効果的な資金調達が求められこのREIT等はその辺の試金石ともなる存在なのはいうまでもないが、初モノといえば更に来年には老人ホームや病院等介護・医療施設に運用対称を限定したREITも始めて上場する予定。

斯様に政府が創設を解禁することを受けて上記の通りRIETも多様化が加速しているのが現状だが、これに伴いこの分野でも投資家の選択肢が一段と広がってくる事になりそうだ。


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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