午尻下がり?

皆様、新年あけましておめでとうございます。

昨年の大発会は暴騰発会のスタートとなり大納会も年初来高値更新の引けピンで終ったが、今年は大納会までの9連騰から一転して大発会は急反落となった。大発会のマイナスは2008年以来、6年ぶりの事だが、同じ初商いで急反落といえば年初の当欄で「〜競り合う相手が居なくなれば何処かで終焉を迎える狂想曲〜」とした築地のマグロ初セリも昨年の1億円越えから、今年は競り合う相手が降りやはりというかその値は昨年の二十分の一に暴落?となった。

話は戻って相場だが、今年は「辰巳天井」の後半から「午尻下がり」ということで格言通りなら反落し易い年。なるほど上記の通り早速大発会から急反落で、前回は記憶に新しいITバブル崩壊後で年間約19%下落、その前は更に酷く史上最高値からの暴落で約39%の暴落を記録している。そんなワケで十二支の中では最も冴えなく、午年は戦後五回で平均7.5%下落となっている。

一方で恒例の日経紙「経営者が占う」では従前とは一転して強気な見方が並び、年末の大納会には異例とも言える首相出席があった。その首相は上記の格言を引き合いにして「午の尻下がりなんてジンクスは忘れてください。来年はウマくいきます。来年もアベノミクスは買いです!」と頼もしいスピーチをしていたが、果たして年末に何れが勝つことになるのか?そんな思いを馳つつ今年も臨みたい。

本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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