価格の戦略
さて、年明けの各紙はなかなか緩い特集が組まれていたりでそこそこ面白いが、日経MJなどは「財布開くからくり」として日々の暮らしの中で「何でこの値段なの?」等と疑問を感じるような身近にある様々な価格の不思議について書かれていた。
詰め替え用より安い本体、養殖モノより天然物が安い魚等々あったが、成る程特に海産物は魚に限らず雲丹などでもこうした現象はよく目にする。他にも単品よりセットの方が安いレストランなども挙げられていたが、レストランといえば効果が無ければ返金などと謳ったジムについて書かれていた末尾には美味しくなかったら無料を謳うレストランなども触れてあった。
今迄不味かったら無料とか自分で値段を付けて払うという形態もあったが、これで思い出したのが昨年夏に中国で開店した「払いたいと思った額」だけ箱に入れて帰るという新形態のレストラン。蓋を開けてみれば果たしてというか約五分の一の客が全く払わずに帰ったというが、これでも意外に少ないなと思うのは失礼か。この店は赤字が続いているというが、商売として成り立つか否か国の風土が左右するのはいうまでもない。