特A急増
昨日の日経紙夕刊一面には「ご当地米 新顔続々」と題して、2016年産のコメが農林水産省のリストに726銘柄載り、新顔を15年産に比べて33%多い32銘柄に達するなど新銘柄が続々誕生している旨が出ていた。
米といえば個人的にはいつも決まったところから直接購入しているが、派生的に来る案内では毎回何かしら新しい銘柄がありワイン並みに詳細な解説が付いている。減反政策が始まった後に量から質への転換を後押しする目的でスタートした5段階判定の食味ランキングでは、最高評価の特Aが昨年産は46となりこれは過去最高水準という。
かつての新興ブランド米もこれによって今やメジャーの仲間入りを果たしている経緯があるが、コメ離れがいわれる昨今高評価急増が独り歩きしている感も否めない。当の農林水産省は今年の生産目標を需要予測を大きく下回る目標と定めたが、TPP等も絡めての生産戦略など各所の思惑が複雑に絡み合う構図か。