申騒いだ
さて、今週で今年も終わるとなると彼方此方の分野で2017年の展望が出てくるが、差し詰め相場関係等は様々な見方で喧しい。申酉騒ぐの通り今年はイベントの度に大荒れの相場となったが、ヘタに腕に覚えのある輩ほど振らされる光景を彼方此方で目にした一年であった。
記憶に新しいイベントでは、6月のイギリスのEU離脱の是非につき行われた国民投票結果がまさかの離脱決定となり、後半戦では米大統領選にて半ば冗談半分に泡沫候補的に報じられていたトランプ氏が大方の予想を覆してとうとう当選してしまうなど改めて番狂わせだらけの一年であった。
後講釈で反省してみればマスコミの煽りで常識にとらわれ過ぎた評論家を過信し、潜在意識の総論に気付かなかった部分もあっただろが、あらゆるイベントで百戦錬磨のブックメーカー等も被害者?に転落し、昨今その活用が喧伝されているビッグデータも二者択一を大外しする様を見るまだまだ発展途上を肌で感じる。
というワケで表面化しているコンセンサスを、無意識が影響を与えた潜在意識の総論が結果として番狂わせで裏切るケースは今後もまだまだ様々なケースで起きるであろうし、そのコアな部分にどれだけ解析が近づけるかが課題となろうか。
今年はこれで筆を置きたいと思いますが、本年もご愛読ありがとうございました。
来年が皆様にとって、よい年でありますように。