西の戦略
さて、今週末はクリスマスというだけあって先週あたりから彼方此方でホリデーギフトの広告が目に付くが、特に高島屋のラグジュアリー路線が目に付く。過日の日経紙に「ギャラクシーダイヤモンド」なるブランドの半五段広告を見掛けたが、その前には時計の品揃えが国内最大級と謳った難波高島屋にオープンした「タカシマヤウオッッチメゾン」も一際目に付いた。
そういえばこの日のWBSでも消費低迷でも高級品続々としてこれらを取り上げていたが、阪急うめだ本店も9月に高級ドレスの専門店をオープン、VIPルームも備えトータルコーディネートの提案販売を狙うといい、また大丸松坂屋も京都・祇園に店をオープンし伝統的な町家を改装してエルメスを誘致している旨が放映されていた。
元々百貨店は呉服商から始まり富裕層を相手にしていた業界のカラーでこの手は取り込みやすいという旨で、此処では東京に取られていた富裕層を取り戻したい考えを謳っていたが、斯様に先ず西日本全域の富裕層を取り込む戦略の次に中間層をどう開拓するかが今後の課題となってくるだろうか。