目的の相違

さて今週の新聞折り込み広告には銀座三越も入っていたが、其処には京都のジェレミー・ジェマイマの綿菓子が写真入りで出ていた。キュート&カラフル!と題したその綿菓子はそれを手に持つ店員の顔の数倍はあろうかという大きさで、まさにSNS映えしそうなフォトジェニックな綿菓子である。

SNS映えしそうな綿菓子といえば先週末の日経紙トレンドサーチにも「今どきソフト盛りまくり」と題し、綿菓子の上にソフトクリームを乗せた原宿のアイス屋が紹介されていたが、流行発信地である同地には他にも霰でソフトクリームを飾ったモノもあれば、コーンの部分を焼トウモロコシにした何所まで駄洒落なのかわからないモノまで増殖している。

奇を衒った類は最先端に違い無いのだろうが、例えば同じSNS映えするジェラートでもアモリーノの花弁デザインにしてくれるソレと比べると何かなあという感も。目的の相違が背景にあるのか否か写真を撮ったら用済みで、一寸口を付けた商品がゴミ箱に大量廃棄されている様が前に話題になったが、先に挙げたナイトプールも然りで本質の部分が違うと不完全な模倣に見える事がある。


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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