夜活
さて、過日訪れた美術館で旧三井家下鴨別邸の案内を見掛けたが、パンフレットに17時までとある開館時間は今年から夜間21時までに変更されている。この下鴨別邸よろしく今年の異常な猛暑で京都では世界遺産の二条城等の日中の観光客が減少、そこで開城時間を2時間以上延長し午後7時閉城にするなど京都の夜が変わりつつある。
こと京に限らず今年は猛暑の影響で夜を楽しむ人が増加し夜活が大人気となった。東ではすみだ水族館が今月はじめまで夜限定のショープログラム、ペンギン花火を開催とナイトアクアリウムを展開、他にも昼から夜に活路を見出すものとしてナイトミュージアムからナイトサファリ、ナイトゴルフに無いとバーベキュー、更にはナイトカヤックまで続々と出現した。
斯様に猛暑で活況となった今夏の夜のレジャーだったが、東京オリンピック・パラリンピックに向けて夜の街の活性化と観光資源化を目指す取り組みもその機運が盛り上がって来ている。インバウンドの影響もあってその経済効果も大きくなっている折、経済活力のバロメーターでもあるナイトタイムエコノミーを好機と捉え各所は更に知恵を絞りたいところ。