アカデミー賞2022
昨日は周知の通り世界最高峰の映画の祭典「第94回米アカデミー賞」がハリウッドで開催された。2年前にはメーク部門で日本人が2度目の受賞と果たしたのが話題になったが、今年は日本映画史上初の4部門にノミネートされ注目されていた「ドライブ・マイ・カー」が国際長編映画賞に輝き、09年の「おくりびと」以来、13年ぶりの快挙となった。
こんな本邦勢快挙の裏で主演男優賞に輝いたウィル・スミスのMCへの平手打ち騒動など前代未聞のトピックもあったが、アカデミー賞といえばレッドカーペットでのセレブ達の装いもやはり必見。ニコール・キッドマンのアルマーニ・プリヴェやクリステン・スチュワートのシャネルにビリーアイリッシュのグッチ等々これぞレッドカーペットといえるハイブランドの見事な作品の競演であった。
2年前のレッドカーペットではハイブランドの豪華なドレスやスーツもリメイクしたものであったり、廃プラスチック等を再利用した素材とサステナビリティを訴えた服が目立ったが、今回は例えば(クィア)を公言している助演女優賞を受賞したアリアナ・デボーズの女性らしさや男性らしさを打ち破ったデザインのヴァレンティノのジェンダーレスな装いなど印象的であった。何れにしても全員ノーマスクでレッドカーペット復活と、さながらコロナ禍前に戻ったような束の間の華やかさが見る事が出来たアカデミー賞であった。