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背後勢力

周知の通り本日の株式市場ではその場味をも急落へ導いたライブドア事件が一番の話題であった。

今回はM&A先の分割を背景にした部分を炙り出した訳だが、分割に限らず起債その他洗ってみればまことに不透明な物は上場企業でもヤマほどあるし、今回のこの一連の錬金において、?先のジェイコムよろしく?公にならない一部個人にはコッソリと儲けた確信犯も多数存在するのが事実である。

斯様に突発的に出て来るこうした問題は得てして背後に様々の勢力均衡が崩れた場合に表面化するケースが殆どであるが、さてどこまでを表に出すのか注目しておきたい。


資産の位置付け

金が再度直近高値を塗り変え25年ぶりの高値である。

それらを受けTOCOMでもメタル系が早くも?今年の相場?を演じ始め今回も再度スプレッドに注目したいところだが、何れにせよ本年も発行元のないモノが人気化する素地は充分であろう。

この金は特にそうだが株と違い単純指標で見ての実質的な割安割高水準が存在しないだけに思惑が生じ、今年も取組は真贋?拮抗して話題を提供してくれそう。

年末に記したような現象となってくれれば面白くなるのだが。


深謀遠慮

日銀が本日発表した昨年のマネーサプライでは、企業や家計のマネーがリスク性の金融商品にも向っているという実態が示されていた。

それを裏付けるかのようにネット証券大手5社の昨年10-12月期株式売買代金が合計で60兆円超えという発表もなされていたし、総じて12月末に記載したように「下から上って来た層」の活躍が目立つ最近である。

リスク性といっても中間層は次第にハイリスクの方へシフトするのも自然な流れであるからこれらの次に控えるFXや先物も環境は可也良好、市況もフォローし啓蒙するには千載一遇のチャンスであり、同時に旧態依然体質から脱皮するチャンスでもある。


独壇場

年が明けてもTOCOM銘柄は引続き元気印、本日石油製品の一部なんぞはストップ安からストップ高まで駆け上がるボラタイルな相場場展開であった。

斯様に動いてくれればジョビング派やディーラー勢にとって歓迎される展開であるが、反面取組や板状況からリクイディティーに難有りという面は否めないだろう。

当面新法の影響を受けつつも顧客も逃がしたくはないという環境下であるなら、ある程度のヘッジが効かせられるオプションや指数の早急な展開に期待したいところでもある。


各々の道

本年の当欄が本日よりスタートとなります。本年もどうぞ宜しくお願い致します。

さて昨年はある意味激動であったともいえるが本質的なところはこれからだろうか。取引所、取引員連動型から各々が主要顧客を視野に入れての行動パターンになってくる。

以前も触れたような記憶があるがポイントになってくるのはやはりIRか、何処だかが広報元年云々言っていたが基本的な部分がまだまだ発展途上のような気もする。

今年も業界関係では幾つか年末の十大ニュースにランクインしそうな話が入っているが、さてどうなるやら注目しておこう。


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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