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抵抗力

週末の大手紙にGMがあの「ハマー」の(H1)を生産停止計画がある旨の報道があった。

オフロードだけではなく、それなりのスペースを持つ向きにはタウンでも人気の車種であるが、一説にはガソリン高騰で燃費の悪さから起因する販売低迷が背景との見方も出ていたらしい。

昨今如何にもというような材料であるが、京都議定書絡めて今迄省エネとは縁遠いような歩みであった米も、上記のような主力企業の経営苦戦表面化やエタノール云々とかの機運が出て来て漸くというようにも思える。

対して日本では特に顕著な原油高騰の影響が表面化しておらず、その構造的な違いも一部に感じられる。


マッチポンプ?

日本橋から大手町方面へ向かう過程ではそれこそ三井から三菱の戦略的ビルが幾つも窺えるわけだが、これを見ていて一昨日だったかREITの資産累計額が一年間で6割増の4兆円超えとなった旨の報道があったのを思い出した。

5年前から実に膨張し今や上記の大手から中堅住宅系まで手を出す有様だが、これまで系列間でのスワップ?的なやり取り等を聞くに付け他の商売ではやたらナーバスとなっている利益相反的な問題が頭をかすめる。

上手い説明が既に用意されているのだろうが、およそ投信の類はオブラートに包まれ一般に見えにくい部分が多過ぎるのも事実であろう。


大台の感触

ここ最近の相場から既にコンセンサスは一致していたが遂に金が約26年ぶりに700ドル超えを達成した。

100ドル毎の上昇角度が順次急となり手持ちは喰いたくもなるが、つい最近の600ドル超えのようにあまりバブルな感が漂って来ないところが(売るには)不気味でもある。

確かに近年で見れば相当な上昇であろうが、今晩も銅なんぞは週初に書いた材料からかLMEで8,000ドルの大台を超え、これで年初から80%も急騰した事になる。

ワラント等の短期モノは兎も角、全体で見てゆきたいものだ。


両社思惑

我想うの方でも本日触れているが、ガリバー野村Gからそれこそ最後発組として注目されつつデビューした「ジョインベスト証券」がやはりネット系で最低水準手数料を出して来た。

が、これもやはりと言うべきか「イー・トレード証券」が早速本日手数料引き下げを発表。

たしか「楽天証券」の時も待ち構えていた感があったが、今回もまた公言通り同社の徹底した戦略を見た感じである。

ただこの辺からは資本力のある者同士単純な引き下げ競争という視点ではなく、枝葉のIPO等を絡めた戦略をどう打ち出して来るかに興味が沸きこの点注目したいところである。


無国籍通貨

さてG・W明けの商品は石油製品や穀物そしてソフト系がストップ安含みの急落をする中で、金やアルミが異彩高を放っていた。

コレクション狙いは多いがやはりこうした相場を見てしまうとショート系は躊躇されるところで、更に中国では銅などの金属輸出抑制に動き出したとの報が入って来ている。

こんな爬行色のままトレンドが出来てしまうか否かだが、何れにせよ為替含めこうした外の部分には注意をはらっておきたいところである。


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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