損害先物

今シーズン第一号のハリケーンとなった「アーネスト」が、勢力を弱めメキシコ湾岸を逸れた為にこのところWTIは続落模様となっている。

あの「カトリーナ」の記憶が鮮明な事から今後もこの手の報にはナーバスな展開が続くであろうが、ハリケーンといえば米ヘッジストリート・ドット・コムでは襲来する可能性のあるハリケーンによる物的損害規模を見込んで、投資家が取引出来る「ハリケーン損害先物」を導入したと時事にあった。

今年度の襲来シーズン全体をカバーする同先物は、保険業界動向を調査しているISO算定の推定被害規模の指標になるらしいが、このようにある部分特化した取引所の存在は意味の無い銘柄を存続させるよりも遥かに有用であると思う。


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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