選手の悲哀

本日の日経平均は昨日の急落に続いて続落し一時14,000円の大台も割り込んでいたが、そんな悪環境下でも昨日に続き発行済株式を上回る異常な商いで連日の東証の値上がりトップに輝いているのがゴールドウイン株。

周知の通りジャパンオープンで英スピード社製のLRを着用した五輪代表選手らが続々と新記録を出した事で販売ライセンスを持つ同社が注目された訳だが、一方で昨日はアシックスやミズノやデサントといった水泳連盟の公認メーカー株は軟調展開、特に英スピード社と数十年来のライセンス契約を昨年打ち切ったミズノこそ何ともタイミング?が悪い。

さてどれだけ凄いモノなのか素人にはピンと来ないが、日経の波音欄では「モモンガとサメ」と題して用品の飽くなき開発欲で選手という人間の技が隠れてしまわないかと警鐘を鳴らしていた一文を見かけたが、それを言い出したら境界線の問題もありそれこそキリが無いだろう。

そんな事より連盟とか公益法人が絡んだ、カネ絡みの企業論理世界の器で翻弄されている選手達がなにより可哀相に映る。


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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