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看板を下ろす

本日の日経平均は海外の信用不安が再燃した事もあって4営業日ぶりに急反落となったが、そんな悪環境の中で大商いの下で続伸していた三井鉱山あたりが目に付いた。

同社は直近で優先株の処理で再生が完了し資源株としてテーマ人気にも乗っていたが、本日の日経紙にはオーストラリア証券取引所が年内にも石炭、2009年にも鉄鉱石の先物取引を始めると報道、指標性は未知数なものの投機資金の流入によっては先行き関連企業へ矛先が向かうとの思惑も出るところか。

ところでこの三井鉱山だが来年から社名を日本コークスに変更すると発表、約100年の歴史を持つ現社名が消えるわけだが財閥系の中で冠を下ろすのも時代の流れを物語っているか。


感性に訴えるもの

さてカウボーイも5/26付けの我想うで触れている通り、「PRADA Phone」がNTTドコモから昨日より発売となっているが、既に欧米等で先行していた物から第三世代仕様へ改良し購買意欲を刺激している。

直近でこの手のブランド系携帯で思い出すのはあの金ピカの眼に眩しい出で立ちで一部マニアの目を惹いた「DOLCE&GABBANAモデル」であったり、宝飾系からはソフトバンクの「Tiffany&Co」があったりしたが、今回はゼロから共同開発で其れなりに携帯らしからぬマーケティングも徹底していた模様。

斯様にプラダとしては主力の靴やバッグ等と同一線上で感性に問いかけるモノとしてITへ進出したわけだが、一方でミラノ新タイプの美術館を建設中とか、アートの新たな価値と役割を見出そうとする試みはこれら含めて新展開となって来るか。


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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