目先より守るということ
街を歩いていて久し振りにゴルフ会員権の相場を目にする場面があったが、そういえば昨日記の「アベノミクス」効果から人気の高い首都圏の名門どころは富裕層の購入急ぎもあって価格が急上昇しているらしい。本日は暴落していたものの株価が上がるとこの手は一般的に後追い傾向になってくるが、果たしてというかまたこの懐かしい光景も再来という感じか。
他にもこの「アベノミクス」効果、昨日の日経紙総合面に「外国車販売 快走」として2013年の国内登録車販売にしめる外国車シェアが過去最高の8%強となる見通しとも載っていた。外車といえばやはりイタリア勢の伸びが顕著でフェラーリの1〜4月の販売は前年同期比29%増え、ランボルギーニは57%増えたという。
ところでこのフェラーリ、2013年第1四半期決算の純利益はそんなこともあって前年同期比36.5%と大幅増となっていたが、アジアでは上記の通り本邦勢の貢献もあるものの中国の伸びが特に顕著で昨年はサクサクと約500台も売れた模様。この経緯を踏まえて同社会長は、短期的な販売台数よりブランド価値の維持を優先するために生産抑制の姿勢を明確にしたそうだ。
車でなくとも例えばエルメスのプレミアム系バッグなんぞもそうだが、ブランドプレミアムとは何かを考えさせられる事例ではないか。