環境改善
先週はサントリー食品上場があり、前回ではこの事にも触れたが本日の日経平均の中盤からの急変にもこんな新規モノは然程動じずに比較的しっかり推移であった。オイシックスなんぞもこの類に入るがこれらに見られるように新規上場銘柄が盛り返し、上場1年以内の銘柄の値動きを示すIPOインデックスが先週4日には約1ヶ月ぶりの水準まで上昇した旨が先週末の日経紙にも載っていた。
上記のサントリー食品迄で初値が公開価格を上回るのは実に25社連続であるが、なんといっても初値が公開価格の数倍化が続出するというパフォーマンスの貢献は大きい。今月モノだけ並べてみても11日のぺプチドリームが約3.16倍、13日の横田製作所は約2.36倍、26日のリプロセルに至っては約5.56倍と破竹の勢いである。
5月のあの13年ぶりの暴落以降も不安定な下落で個人投資家が傷んだ云々の記事をよく見かけるが、ある程度腕に覚えのある向きは殆ど傷んでいないのが実情と思う。たとえ暴落相場になっても腕力の大商いでほぼ確実に取らせてくれる仕手系は循環でコンスタントに出て来ているし、IPOのプラチナチケットは上記の通り益々輝きを見せているワケで、買い玉のヤラレ分など可也の部分がカバーできてしまう相場が今の環境ではないか。