お墨付きという常套句

本日の日経紙マネー&インベストメント・安心キーワードには投資詐欺を見抜くと題し、ファンドに投資を募る業者が「第2種金融商品取引業者」、「投資運用業者」等の登録をしてあっても玉石混合で、登録や届出を強調して勧誘する業者には安心できないとし注意したほうがよいとしている。

最近ではやはり米金融業者のMRIインター事件が話題であったが、同社など監督・検査は地方財務局が担当、大手証券などの金融庁管轄と異にしている。この証券等も地場のようなところになると所管は地方財務局となっており、まさに同所は様々な形態が集結し上記の監督等手薄になり易い構図にもなっている。

上記登録以外にも「適格機関投資家等特例業務届出者」なる物もかつては魑魅魍魎な連中がよく隠れ蓑にしていた時期もあった。というワケでココも最近では漸くというか問題視されるようになってきたが、一方では過度な強化は真っ当な業者の壁になるとの指摘もあり自由と排除をどう両立させてゆくかこの辺が課題になる。


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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