REITへの波及

さて、2020年の東京五輪開催決定で株式市場ではその関連銘柄が乱舞し漸く一寸一服という具合になったが、REIT市場もその関連地域のオフィスビルに特化している物や稼働率改善期待からホテル系にも波及し、加えて直近ではFOMCで量的緩和政策縮小が見送られたことによる長期金利低下も寄与しこちらも先週は4ヶ月ぶりの高値水準まで回復してきている。

市況の上向き期待も勿論ながら、確かに三菱が仕切る大手町など大規模ビルの建て替え計画が粛々と進行し、直近でREITを上場させた星野リゾート等の異色?の存在も進出予定となっているなど国際都市として新たな変貌を遂げようとしているところがポイントになっている。

とはいえ個別モノはPERベースでみればカラを誘い易い水準まで既に来ておりその辺の需給を上手くテコに出来るかどうかというところが今後はポイントになってこようが、REITの場合分配金利回りが下に控えている分支えになりこの辺がまたはこう色になってくる構図になるか。


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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