存在感

昨日は日銀によるETF買い入れの官製相場について触れたが、本日の日経紙マーケット面には「ETF、個人が売り越し」と題して、16日に東証が発表した先月のETFの投資部門別売買動向で個人投資家が3ヵ月連続で売り越しとなり、その売り越し額は昨年7月以来の大きさとの旨が載っていた。

ETFといえば日銀の買い入れ枠倍増による増加はもとより個人もレバレッジ型人気も加速しており、東京市場の純資産残高は売買代金と共に先月に初めて20兆円を超えて公募投資信託残高の2割を占めるまでに至るなどその存在感は急速に高まってきている。

レバ系やインバース、コモディティ系など短期志向のモノも人気が高まってきているが、先物との組み合わせ等選択肢の広がりも目覚ましい。日銀がETF買い入れ倍増を打ち出したころ東証では100万人超の保有者増加目標を掲げていたが、リクイディティーが安定してきている商品も順次拡大しつつありその日も近いか。


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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