アパレルの異業種
さて、今週アタマの日経MJ紙には「黒帯気分で押忍!」と題し、先月に空手を取り入れたフィットネス「ビーアイエフ・バイ・ナージー・ハラジュク」が原宿にオープンした記事があった。フィットネスジムといえば最近では先に挙げたシックスパッドステーションなど様々な形態が増殖しているが、空手フィットネスを手掛けたのはアパレルのジュンである。
同社社長曰く「姿勢を良くすると体幹が鍛えられる。そういう体で服を着るというのが一番美しく見える。」とのこと。殿方には残念ながらココは女性専用という事だが同フィットネスの公式アンバサダーには世界空手道選手権大会優勝者の女性を据え、ロッカールームのドライヤーは全てヘアビューザーという拘りよう。
思えばかつて同社はエアロビクスを世に広めた立役者としても有名だったが、これに限らず当欄で今年3月にも書いたようにここ数年はファッションの枠を飛び越え衣食住を含めたライフスタイルを提案するアパレルメーカーが増えている。異業種を組み合わせることでこれまでにない相乗効果がどう創造されるかこうした部分に今後も注目しておきたい。