暗闇需要
さて、今週は某スポーツクラブまで迎えに出向いた際に入口で「暗闇WORKOUT START!」なるポスターを見掛けたが、これで思い出したのが先週末の日経紙夕刊で「クラブ感覚 暗闇で体改造」と題し、照明を落としたスタジオで大音量の音楽に合せて体を動かすフィットネスやボクシング、バイクなどが人気になっている旨の記事か。
総じて他人の視線を感じずに気分が開放的になれ、自分に集中できる等々という点が人気の背景のようだが、他に音楽体験イベントはじめ変わり種が続々登場とまさに暗闇ブームだ。また暗闇といえば上記の通り体を動かすものに限らずレストランなどは数年前から人気を博しており、メジャーどころでも東京ディズニーランドホテルでもここ数年アイマスクをしてコース料理を楽しむダイニングなど展開している。
五感のうち視覚を遮ることで他が研ぎ澄まされる感覚を楽しむものだが、飽和状態といわれた市場においてもアイデアを絞りつつそろそろ次のステージへと移ってきており、その伸びしろからまだまだこれからも既成概念を壊した新手のモノが台頭してくるのは想像に難くないか。