普段使いの乱高下
梅雨明けを望む声も虚しく活発な梅雨前線の居座りで今日も降ったり止んだりのダラダラとした空模様が続いたが、こんな日照不足の影響から巷ではジャガイモやキャベツなどが通常の価格から約2倍以上に跳ね上がるなどの他、タマネギやほうれん草等々所謂普段使いの野菜価格が軒並み上昇している模様だ。
つい数か月前には余剰感からフードロス対策云々で救済策が取り沙汰されていた様も一変といった感だが、緊急事態宣言の外出自粛によるお家ゴハン需要等も絡め今年は各種共に乱高下が著しい。しかし天候を睨んだ価格の不安定はここ数年特に取り沙汰されている事で一昔前に上場していた野菜先物ではないがヘッジの枝葉はどの程度あるのだろうか?
ところで廃棄の懸念から一転しての品薄感といえば今年は突然の休校や飲食店営業縮小を受けて過度な余剰感が出ていた牛乳もまた夏場の乳牛のコンディションによる生産量減少の素地に、夏休み期間の短縮が重なり需給バランスが今から懸念されることころでもあるというが、野菜と共に消費者も右往左往と翻弄されているコロナ禍の夏である。