非鉄も高止まり

昨日の日経紙グローバル市場面では「アルミ高止まり強まる現物不足」と題し、中東情勢の緊迫化で現在世界生産の1割を占めるアルミの供給懸念が燻り国債指標であるLME(ロンドン金属取引所)の3か月先物は既にバックワーーデーション化し、価格も先月中旬には一時1トン3672ドルまで上昇、約4年ぶりの高値を付け今月に入ってもなお高止まりしている旨の記事があった。

このアルミといえばちょうど1年前くらいに米トランプ政権は米が輸入するアルミに対する追加関税を50%に引き上げているが、ここにこの度の中東紛争が加わり更なる供給不足がこの高騰の背景ともなっているか。同じ非鉄の銅の国際価格も足元では1月に付けた最高値に迫る勢いだが、この騰勢強める銅の代替品として割安感でアルミ活用の関心が高まっていただけに代替も滞ろうというもの。

まさにホルムズ海峡の封鎖が包囲網のように次々とあらゆるモノに波及し影響しているが、上記の件を鑑みるに今後自動車などへの影響も懸念される。この辺は既にトヨタが先週に原材料高等で今期最終は22%減益の決算発表をしているが、原材料高が今後も継続されれば厳しい展開が続くか。斯様に産業界のコスト上昇がまだ続くとなるとこれまた物価上昇含め暗雲漂うだけに今後も中東情勢から目が離せない。


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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