アグリの金融化

週明けの日経電子、注目投信ランキングではコモディティーで運用する投信のランキングが出ていたが、それによると過去3年の騰落率首位投信は農産物に特化した指数に連動するユーロ円債に投資するものであった。総じて食料間連モノが上位を占め、逆に原油関連指数に連動するタイプはマイナスということであった。

この辺は今年の9月に当欄でも、農産物の値上がりを見込んで流れ込む先物市場への投機資金やそれに絡む−関連ファンドの多様化に付いて触れたことがあったが、伝統的資産の投資リターンが間誤付くなかを近年脚光を浴びてきているコモディティーもの、とりわけアグリものへの選好を表している。

この手の農産物系はETFも近年続々上場しているが、リクイディティが確保されていないものなど板がまだスカスカなだけに突如として突飛高したりするモノが時折目立つが、こちらのETFも順調に新手のものが増加している。今月に出たものではiシェアーズのフロンティアマーケットものが3つあったが、iPath系もリクイディティが出てくれば更なる選択肢が広がるのではないだろうか。


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