盛者必衰
一応、連休前から半々の可能性でこうした事態になるとは囁かれていたものの、この連休中に六本木ヒルズからも衝撃が走ったのがもうご存知の通り「流血の日曜日」と称された米リーマンブラザーズの破綻劇であった。
これは何処でもそうだが先のベアー・スターンズと時同様に株価は早々に紙屑相場、全米5位、そして4位、さらには3位といとも簡単?に名門が次々と消えてゆくが、この手は元々がレバレッジ経営なだけに日本法人も蓋を開けてみたら一昔前の衝撃だった協栄生命の4兆円超の負債に次ぐ3兆4千億円と戦後2番目の大型破綻となっていた。
思えばこのリーマンも比較的新しいところではライブドアへの悪評高きMSCB投資や古くはあの「CLUB Vanilla」が入っていたTSK・CCCターミナルに絡んだ話でも名前が見え隠れした時期もある等、けっこうディープな部分?で辣腕ぶりを発揮したものだがそれにしても上記の協栄生命ではないがまだAIGという爆弾もあるだけに予断を許さない状況であるし、ここの枝葉へ彼方此方資金投下してしまった金融機関の影響等々これからも表面化する不安材料が目白押しである。
盛者必衰とはよく言ったものだが此処最近見ているとこれは別段企業に限った事ではなく、国家レベルでもまさにこうした事が言えるのではないだろうか。