消費パイ縮小

さて昨日の日経紙には主な小売・外食各社の連結業績が発表されていたが、中でも百貨店は軒並み二桁減益で後に更なる下振れ懸念が出ている。

ところでこの百貨店を巡っては既に三越と伊勢丹・大丸と松坂屋・阪急や阪神等々の統合を今迄触れて来たが、先週末に既報の通りこの阪急阪神を擁するH2Oリテイリングが今度は単独路線を貫いていた高島屋と業務・資本提携を結ぶ方針を固めている。

まさに関西連合といった感じだが、昨年の夏に当欄にて「百貨店再編劇序盤」というタイトルを冠した覚えがあるが、首都圏の激戦区においては大手でさえ数十年の消費を眺めてきた店をどんどん閉鎖、もともとが「攻め続けるしかない」とも言われる形態なわりに差別化の難しさからリスキーな投資となる確立が高いだけに、こうした統合も今の時世では自然な流れだろう。

こうなると残る単独路線を貫くところの動向も気になるが、それはそうと閉店する三越池袋の跡にはヤマダ電機が進出とか、一頃は勢力の移り変りをよく示しているともいわれた風景だが家電量販店も構造的にはいずれオーバーストア、この業種もまた再編が吹き荒れるか。


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