先週既報の通り商品取引所法違反により監理ポスト入割り当てとなったグローバリーが本日ザラバで4日連続ストップ安となった。
実に先週発覚直した水準からは半値になった計算だが、ここまで来るとザラバのストップ安計算でPER7.7倍、PBRも1倍と日計り勢には触手が伸びる水準ではある。
事実若干戻して引けてはいるが、上場維持という観点からはカネボウ共々成行きを見守らなければならない。
公な立場ながらこちらも隠蔽モノであったが、未上場に至っては未だ粉飾天国の感あり。
本日は「大証」が前場小高く売買交錯していたが、後はストップ高のまま推移していた。
御存知、直近の大量保有報告において村上ファンドが発行済株式の10%を保有との報に刺激された格好だが、今が旬のヘラクレスという事に加えて先の松屋が6日間で株価2倍化を達成した連想も一部働いたようだ。
取引所というのはその性格上内部留保がそこそこ潤沢な訳だが、今回はその活用のあり方がポイントという事。ともあれ最近またこの界隈の人脈の動きが激しくなって来た感あり。
さて3/24付けで末尾に「何故かヘラクレスの熱さが目立つが、さて来月のトレイダーズ証券はどうだろう。」としたが、果たして本日晴れて上場となったトレイダーズ証券は公開株式数を超える売りハナ?となり、245,000円まで気配を切り上げたところで時間切れとなった。
仮条件自体が控えめなディスクロから意外にも安かったが、11万円の公募はご馳走様という感じである。
ホットイシュー物に関しては引受け規則に配分取扱事項があるが、さて機能しているか否か? 業界のIPO案はまだ幾つもあるがさて実現は・・
投機資金が一部為替に流出との思惑で原油も安い展開であったが、株式も急落と冴えない展開。以前に比べて今年は目立った逆相関にはならず夫々の動きだが、権利配当付き最終週が陰線だっただけに本日の下げも仕方無しというところか。
原油価格下落が好感されると見るアナリストも居るが近年の場合、原油とインフレの関係をどう解釈するかで成果が二分される感じもする。
本日の日経には昨日発表された2005年公示地価が二部として折り込んであったが、既に底打ちから投機化している部分も散見される中で「下げ止まり傾向の拡大鮮明」と謳われてもかなりの違和感を覚える。
という事であまり参考にはならないと感じるが、とは言っても今月上旬から特にストップ高交えて賑わった土地持ち銘柄群は、この発表に照準を合わせて相場形成していたのだからそれはそれで大いに利用されたか。
その対象銘柄が多くいちいち挙げられないが、ホワイトデーの日に1億株の出来高をこなしたテアトルは本日280万株と約35分の1まで商いが縮小し当然株価も連動して冷えている。 宴の後の・・。