空売り界の文春?

本日の日経平均は参院選での与党勝利で600円高と、空売り筋の踏みを誘うような急反発となったが、空売りといえば先週末の日経紙マーケット面で企業の不正を見極めて空売りする米グラウカス・リサーチ・グループが日本市場に参入する旨の記事があった。昨今のコーポレートガバナンスの重要性から、これまで以上に外部から問題を指摘する必要性を感じたという。

しかし監査法人が決算を了承している限りオリンパスのような内部告発やらインサイダーでもない限りディスクロ済みの有価証券報告書やら決算短信等の資料だけで不正を見つけるのは困難かと思われるものの、それ自体がデキレースで東芝の不適切会計問題や自動車メーカーの不正が続々と出てきたあたりに商機を見出したというところか。

これまで11年に設立来の実績としては株式中心に22銘柄を仕掛けうち7銘柄は3月末時点で価格が90%超下落、5銘柄は経営者が告訴されているというからまさに文春?なみの破壊力といった感もするが、数か月前から日本企業株の調査を始め、既に時価総額の大きな企業3〜4銘柄を対象に絞ったという。

ちなみに日本市場でも最低でも50%の株価下落が見込めるモノを狙うというが、果たして「見えざる手による妨害」に屈せずこれまで通りの成果が得られるや否や、先ずはお手並み拝見といきたいところだ。


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