暖冬コンビニ模様

本日の関東地区は天気が回復に向い冬の冷え込みが一転して4月なみの陽気と暖かさを感じる場面もあったが、ただでさえ今年は暖冬傾向でこの影響から雪不足で破綻するスキー場まで出る始末だが、街のコンビニでもローソンでは日中の気温が高い為にカイロの売り上げが前年同期比で2割減少と過日のTVで見かけた。

こんなコンビニの光景を見るに今から4年前の同様な暖冬時を思い出すものだが、当時もセブンイレブンやミニストップはおでんや中華まんなど冬の定番が伸び悩む一方、アイス関係の売り上げが前年同期比で3割増となった経緯があったが、今年も同様の傾向とはいえその内容は冬に人気のクリーム系より夏に売れるようなガリガリ君などの氷菓系がローソンでは前年同期比で約8割伸びているという。

他にはコーヒーもホットよりアイスの売り上げが昨年比3割増、冷やし麺など同15%伸びているというが、上記の通り中華まんなどは厳しく井村屋は売り上げが前年比で11.7%減少し株価の方も先月末に年初来安値を更新、また中村屋も20年3月期は12億円の赤字となる見通しでその株価も先週木曜日には年初来安値更新の憂き目に遭っている。

総じてコンビニを取り巻く環境としては、キャッシュレス決済利用者の客単価が高い傾向にあり政府が家計支援策として導入したキャッシュレス決済のポイント還元が追い風になっているようだが、売れ筋の異変でその中身は思惑外れとなった各社の苦悩も見え隠れする。


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