鬼滅ノミクス

先に取り上げた2020年ユーキャン新語・流行語大賞の受賞語にも選ばれた「鬼滅の刃」だが、先週はコミックの最終巻となる23巻が発売された。TVでもやっていたがどこの大手書店もズラリと長い列が出来いまだその人気ぶりが窺えるが、19巻発売時の4千万部超え以降、各巻発売時に2千万部ずつ伸ばしその累計発行部数は1億2千万部を突破しているという。

それだけでも経済効果は850億円以上という計算になるが、10月公開の映画「鬼滅の刃 無限列車編」の興行収入の方も昨日の発表では先週から13億円増加し288億円を突破、既に「タイタニック」を超えて歴代2位の座を勝ち取っているが、はやくも308億円で歴代1位に君臨する「千と千尋の神隠し」まであと20億円と指呼の間に捉える破竹の勢いだ。

これまた首位に躍り出た暁にはその経済効果は単独で500億円超えは確実とされるが上記と合せこれらでザッと1350億円、これにコラボ商品や関連グッズなどがほぼ同額と見積もれば実に2700億円という計算になる。エンタメ業界のみならず苦境に喘ぐ企業が蔓延するなかその波及効果はまさに救世主といえるか。


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