初格上げ
先週当欄にて財投機関債の絡みで日本国債の格付けに触れたばかりだが、本日はS&Pがこの国債格付けを始めた75年以来初めて一段階の引き上げが行われた。
従来のAAマイナスはポルトガルなどと同水準、今回でやっとチリあたりと同水準とヤレヤレだが財政再建への取組が評価されたらしい。
ところで上記の財投機関債を金融機関から受け入れる際日銀は、複数の格付け会社からシングルA以上の格付け取得が必要と定めているが、ムーディーズの格付けは認めないとしている。
今回のS&Pの格上げで他社や財投機関の動きもどうなるかだが、これに限らず為替相場も思惑も絡めて総合的に追っておきたい。