247ページ目   雑記

体操NIPPON

本日も朝から体操男子が12年ぶりに団体で金メダル獲得の嬉しいニュースが舞い込むなど、リオデジャネイロオリンピックが熱い展開となっている。予選で4位と苦しいスタートとなったものの、これだけ加藤選手を除いた他選手のミスが目立ってなおトップとのギャップはそう無かったところに妙な安心感が残っていたものだが、果たしての3大会ぶり団体での金である。

しかし体操技術も日進月歩で予選では鉄棒の屈伸コバチで内村選手が落下したが、決勝ではキッチリ決めてきた。こんな一面を取ってもつくづくオランダのゾンダーランド選手がロンドンで見せたカッシーナ・コバチ・コールマン(と記憶しているが・・)の連続離れ業は当に神業の領域と改めて思ったが、ホップターンのバリエーション含め年々進化が著しい。

しかし改めて思い返すに採点も10点満点など今となっては懐かしい。技術の急速な進歩と使用器具の変化もあって加点限度を撤廃せざるを得なくなってはや10年、限られた中で如何に高難度を詰められるかを競う機械的一面が多くなり本来の魅せる演技からの距離間も感じられる近年であったが、今回の日本勢は原点の「美しい体操」を世界に再認識させたのは間違いのないところだろう。


重くなるメダル

いよいよリオデジャネイロ五輪が始まったが、周知の通り競泳男子の400メートル個人メドレーで萩野選手が日本新記録をマークし今大会の日本選手金メダル第一号となった。一緒に泳いだ瀬戸選手はワンツーフニュッシュは叶わなかったものの銅メダルを獲得しダブル表彰台は60年ぶりの快挙となった。

さてこの金メダルといえば、先週末の日経紙商品面にはワールド・ゴールド・カウンシルが、リオデジャネイロ五輪で使う金メダルの物資的価値を試算するとおよそ600ドルになるというリポートをまとめた旨が出ていたが、オリンピック憲章規則から金の6グラム使用は各国最低限のところで抑えてきているので相場変動を除外すれば毎回同じになろう。

一方で重さに関して今回のリオではこれまでの五輪史上最も重い500グラムになっているという。前回のロンドン五輪の410グラムがこれまでで最も重いといわれていたが、500グラムといえば前々回の北京五輪の重さ200グラムの実に倍以上である。今後もこの傾向が続くのか否かは兎も角も、各選手にはメダルの色云々より己に悔いのない内容で臨んで欲しいもの。


新生プリンス

本日は所用でガーデンコートに行ったのだが、帰り際に先月末にオープンしたばかりの向いの「東京ガーデンテラス紀尾井町」にも一寸立ち寄ってみた。ベンツの新モデルがエントランス付近に鎮座しているよくある光景を横目に、ハッピーアワーを楽しむ女性陣がやたらと目に付く。

おそらくこうした客層の一部はオフィス棟からの流れもあると思うが、かつてのホテルのみの形態からこうしたオフィスや住宅も併設するパターンはお隣虎ノ門のアンダーズ東京にも見られた構図であるが、西武HD側はこれで年間売上総利益を赤プリ時代の約5倍にまでする見通しを立てている。

20日付けで書いた「ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町」も「赤プリ」からは様変わり、各所で他の外資系のエッセンスと被るところ数多あるがオフィス棟と共に予約は上々という。先ずは次期構想を練る品川や高輪エリアで控える大規模再開発の試金石となるだけに、このガーデンテラス各所の成功の是非が今後注目されてくるところ。


土用丑の隅田川花火大会

周知の通り先週末は東京の夏の風物詩である隅田川花火大会があった。打ち上げ数は約2万発、浴衣姿の女性比率も昼くらいからグンと上がっていたが主催者発表では約100万人近くの見物客だったという。しかし今年もそのデザイン創造技術や発色技術まで更なる進化を見せつけられた素晴らしい華の数々であった。

さて恒例といえばもう一つ、この日はまた土用丑の日でもあり百貨店から街の至る所で外の厳しい暑さに負けぬくらいの商戦が繰り広げられていた。稚魚の不漁で価格が10倍に跳ね上がったかと思えば翌年には漁獲高回復で一転急落の高下を見せていた近年だが、今年も蒲焼の店頭価格は昨年比で1割程度高いという。

ニホンウナギは国際自然保護連合が2014年に絶滅危惧種に指定され、国際的な取引規制を話し合う今秋のワシントン条約締約国会議で議題に上る可能性があったものの辛うじて今回は回避されたというが、資源枯渇懸念は依然として根強く密輸問題等の課題も山積みだ。今後も美味しい鰻に舌鼓を打てるかどうか焦眉の急を告げる事態となってきたか。


新種保険

さて、本日のDMの中にも保険の案内が舞い込んでいたが、保険といえば一昨日の日経紙には「新種保険 続々の謎」と題して、損保保険ジャパン日本興亜が手掛ける富士山の噴火に対応した保険など変わり種の新商品が続々と開発されている旨が出ていた。

この手の自然災害に絡む保険を当欄で取り上げたのは今から二年くらい前の三井住友海上火災保険だったと思うが、同社は大雪など冬場の天候不順で生じる損失を軽減するモノや、落雷を対象としたデリバティブなどを手掛けた経緯があった。

近年異常気象が言われ続け実際に想定外ともいえるケースが多発している中で保険会社がこうした分野に活路を見出しているのは自然な流れだが、天候以外でもそうした一昨年からのわずか二年でも様々な技術革新に伴う想定外のケースも増えつつあることで今後この分野での開発にも優劣が出てくることが予想される。


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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