377ページ目   雑記

旬の崩壊

ランチタイムには街中のレストランでも彼方此方「戻りガツオ」の文字がメニューに挙がるようになったがこの戻りガツオ、漁場の水温が例年より一度ほど高くなった影響でカツオの南下が遅れ今年は大遅刻という事である。

海産物関係では他にも熊本県沖の有明海での養殖海苔の種付けが海水温が下がらなかった影響で解禁が遅れ、これまでで最も遅い種付けスタートとなったとの報道があった。

今年は街を歩いていても彼方此方でいまだに紫陽花が咲いているのを見掛けるし、百貨店でも旬がずれ込んでいるようなものが少しずつ増えて来ているようにも思える今日此の頃、海外でも先週米エネルギー省が地球温暖化による気象の影響でエネルギーの供給困難の脅威が増すと警告しているし、ここからまだ幾つもの脅威論が出て来るのは必至の情勢か。


線引きの拡大

本日は万国郵便連合記念日らしいが郵便といえば、本日の閣議後の会見にて渡辺金融担当相は日本郵政グループのゆうちょ銀行のシステムに関して苦言を呈していた。

こうしたシステム系に関しては、金融系では2005年からこの手のトラブルが多発し業務改善命令後も再発防止策不十分として再度の改善命令を出された某ネット証券が記憶に新しいが、先に書いたコンプラ関係も整備途上ともいえる中監督庁の姿勢が注目されるところ。

さて金融機関といえば金商法施行間もないが販売系に関しては何処もピリピリしている感じで折角の優良顧客離れが早くも出ている部分も散見されるが、一部過剰保護の対象であるなら逆の見方で医療機関やらもそのうちに規制の対象になって来るのであろうか。


満足度の変化はあるか?

今週始めの日経紙だけ見ても社名変更やら合併やらで各企業の全面広告のお知らせが目立っていたが、百貨店系もしかりで先の大丸・松坂屋に続いて今週は阪急・阪神が統合スタートを切った。

ところでgooリサーチが調査した百貨店の評価項目別で各部の上位に目立ったのは高島屋・伊勢丹・そして上記の阪急あたり、或る程度のカラーを持つ伊勢丹を除いてはそつなくバランスを取っている所謂優等生タイプが並んだ感じだが、未だ拘る向きは立地が近ければ項目別にその強みの店へというパターンが普通だろうか。

打ち出してゆくカラーはカネを落とす顧客層との天秤だが、これら大手に準ずるところも続々と新規やリニューアルを精力的にこなしており今後の方向性、勢力図の行方には注目である。


JPその二

何処もオレンジ色の看板に変った郵便局には、記念切手を求める向きや政府保証から外れる記念貯金をする向きも見られたが「国民負担」とした昨日の続きを少々。

さて銀行といえば暴利ともいえる手数料があるが、今後は印紙税が必要となる為に3万円以上でもいきなり倍化へ、それ以下では率で言ったら更に引き上げ、酷いのは定額小為替で一枚10円の発行手数料が今後は100円と10倍の引き上げに至っては随分と思い切って便乗したもので、以前当欄でも触れた欧州ブランド等の便乗とも取れる値上げが大変かわいいものに見えて来る。

これらは一部の大手紙で漸く少し触れているのも散見されたが、当の郵政公社が仰々しく「たいせつなお知らせです」と題して先に各戸に配った冊子小包にはこれらの説明は一切無し、まあそうそう体質というものは変らないのか。


フェーズ1

周知の通り投資信託や外貨預金など元本割れリスクのある金融商品の販売・勧誘を厳格化し、併せて広告規制も導入という投資家保護を強化する金融商品取引法(金商法)なるものが30日にいよいよ施行される。

既に金融機関ではこれらに関するパンフレット等も設置してあるところ多数だが、詳細なところは法解釈が曖昧な部分も多く正直金融機関の担当でさえ理解していないというか解らない部分が多数というのも事実なようだ。

どうも最近の金融系の動きは?横断的?というのが流行らしいが、遣っ付けの部分もあるのか否か当局への問い合わせには「法の趣旨を踏まえ自ら考えろ」的な返答もあり、序盤は承認前の薬の類ではないが必要な?犠牲者?の判例を積み重ねて学習という事になってしまうのであろうか?


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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