391ページ目   雑記

ダボス会議

本年もスイスのリゾート地ダボスで行われていた世界経済フォーラム、所謂ダボス会議が昨日閉幕となったが今年はジョージソロス氏が「世界はドルを買い増すことには消極的」とドルの国際通貨時代の終焉をにおわす一幕や、SWF等も当然ながらその存在感を増し詳細には賛否両論あった模様だ。

まあ、昨今の増資支援は政府系ファンドという名の下に単に高利で預け直しした格好でオイルマネーの脅威を警戒するのは解らないわけでも無いが、その容認と弱体化との天秤は未だ続くだろう。

ところでこの会議、4万ドル近くの参加費を払ってビジネスジェットのチャーターで華麗に登場する向きも多く、ある程度のステージに居る倶楽部のような雰囲気が昔は個別株の煽りにも使われた経緯まであり一部非難されているが、近年は著名な女優やミュージシャン等セレブ系も登場する場面があり別な部分で幅広い人脈創りに一役買っているとか。


後始末もセルフサービス

基礎年金番号に統合されていない所謂「宙に浮いた年金記録」5,000万件について、年金の需給漏れを解消する為に政府が打ち出したよく解らない?「ねんきん特別便」であるが、昨日の社会保険庁の纏めでは反応がわずか5%であったと大手紙の報道にあった。

社保庁では自発的に手続きをしてくれると想定してたらしいがそもそも役所の不始末処理を一般に押し付けるのもどうかと思うし、だいたいその中身にしても不親切甚だしいとの意見も。

まあ、ここでも無駄な税金を大量に消費する事になるわけだろうが、加えて上記のように問題が解けたら採点してあげるから自分で社会保険事務所まで持ってきなさいよ的な横柄さでは5%の反応も妥当なところだろうか。


スタグフレーションの再来?

本日石油関係は安かったものの他の主力商品は早速の切り返しとボラタイルな動きは引続き健在、一方の株式市場は5日ぶりに反発したとはいえ申し訳程度と病み上がり?で冴えない。

今年は「子」、相場界では「子は繁栄」ともいうが日本の景気回復の流れは果たして持続してゆくか否か、昨年を振り返れば労働分配率やらその他からもこの景気回復を実際に享受出来ている向きは一般にはとても多いとは言えないのが事実で規制強化は更に障害となって来る。

何度も触れてきたように商品高騰から生活必需品の値上げは続き勿論の事今年もこれは避けて通れないが、上記の通り労働分配率の問題に加えて末端消費に陰りが出て来ると自律成長にも暗雲漂う。

昨年末にグリーンスパン前FRB議長は米経済についてスタグフレーションの初期兆候を示しているとの見解を示したが、日本も70年代後半の再来があるか否か危機感が一部出て来ても不思議ではない。


クリスマス一色

本日は日比谷公園にて明日から点燈される巨大なクリスマスツリーの内覧会があった模様で近辺は盛り上がっていたようだが、都内で他にツリーといえば表参道ヒルズもクリスタルのツリーあり、また東京タワーも然りと連休前になって嫌でもそうした雰囲気が出てくるというものだ。

何れもツリーだけに25日までという感じだろうが、久し振りに車で松屋の前を通ったらこちらはビルがルイ・ヴィトンになっており、これまた25日くらいまで電飾が施される模様とか。

ところでこの松屋、いつだったか銀座に老舗を構える旦那がセレクトした品を集めた企画展をやっていたが、再編の思惑が出る中で決算時に自主独立を宣言しておりブランドの進出盛んな中で企画一つ取っても地元密着型で差別化という路線にも見えるが、自主独立という中には再編劇があった他社の絡みも見え隠れし今後第二幕への続きも匂わせている。


Shrink

貸金業の適正化を目指し諸問題の解決を図る改正貸金業法が本日からいよいよ施行され、金融庁は同法施行によって業者の業務運営全般を監督する事となった。

夏場にも触れたが同業界は民事再生やら合併やらで淘汰が進み、いまだに過渡期であるが次期総量規制を睨んで各社前倒しの姿勢で臨むところが多く大手では既に足並みが揃っている。

これらによって間口が狭くなった分、またブラックビジネスが横行してしまうという懸念もさることながら、改正法で先行している業界では多様されている業務改善命令も導入される事から同業界は戦々恐々と時事にも出ていたが、コンプラで萎縮した業界は何処も似たような冬の時代が鮮明になって来た。


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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