淘汰さまざま
日経平均は3日ぶりに急反発となったがそんな中にあって本日は今ひとつ冴えなかったFX会社株であったが、さてFXといえばFOREX PRESSでも既報の通り金融庁がFX業者の顧客資産保護策を証券会社並に強化する方針を固め、業者が顧客から預かる証拠金について信託保全を4月にも義務付ける事になった模様である。
現状で例えば預貯金等の流用可能な証拠金管理手段が認められているものを禁止しますよというものだが、信託保全していない半数ともいわれる業者の中でも体力的に厳しい向きには死活問題との声が上がっているとか。
こうしたファイナンス系の壁としてはさしずめ商品取引員でいえばJCCH清算参加者純資産額引上げも広義ではそうした一つに入ろうかというものだが他に、今月は先に経済産業省が新法を視野に海外商品先物取引業者等を、国内商品先物取引業者同様にハードルを高く設定する許可制にするとの方針も固めている。
また当然この次の展開としてはCFD業者を語りよからぬ事を企んでいる動きも出てきている模様だが、一向にこの手が絶滅しない構造では看板を掲げる生業としては各々現状の趨勢というかその委託者規模にも違いがあるものの、そのパイに合った適正水準へ回帰する(させる)という動きは或る面必要不可欠だろう。