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プラチナバレンタイン

このところコモディティは史上初というモノ続出だが昨晩は白金が史上初の2,000ドル台乗せ、ジョンソンマッセイの予想レンジ上限を抜けたのも束の間早々の大台替り、最近は一日の上げ幅が常軌を逸していても普通に見る事が出来るようになりこれはこれで慣れの恐ろしさを感じるが、それでもTOCOMでは当限が7,000円の大台乗せだから素直に凄い。

この白金、田中貴金属が昨年に開始したキャンペーンでのプラチナ積み立ては開始から1ヵ月半で2万件の資料請求があったそうだが、生産始め取り巻く環境からして積み立て向きの商品としてどうかはさておいて、TOCOMでもこんな動きをされたらインターマンスで触手が伸びそうになるというもの。

折りしもTOCOMでは昨日この白金について臨時の貴金属市場管理委員会が開催されたものの、結局今回は諸規制措置の見送りを決定、数年前だったか年末の金を彷彿させる光景だがはたして今回は目先でどういったランディングとなるのだろうか?


慈善外?

各紙で報じられていたように、あのウォーレン・バフェット氏がモノライン数社に対して支援を申し入れたとの報を好感し、本日の日経平均は序盤こそ好スタートを切ったが後場は先物で潰され結局は小幅高に止まって引けた。

一連のサブプライム関連でもこのモノラインの格付けが問題視されていただけに、この維持さえ出来れば枝葉の部分も維持されるという構図で期待感が出てくるのも自然なところだが、当のモノラインでも巷で噂されているアムバック等は受け入れ拒否の構えとかでこの辺は推移を見守る必要があろう。

さて今回の金額は最大で8,000億ドルと実に大盤振る舞いだが、気になるのは今回の再保証提案対象になっているのが最上級の格付けを持つ地方債のみという点、再保証料は可也割高なコストになるという話も出ておりリスク資産は全く眼中に無い。

数兆円をポンと財団に寄付する慈善家の同氏、LTCM破綻の救済の時は不発に終ったがさて今回はどうなるだろうか。


混在取引所

先週頭に触れた東穀だがこれまで4月以降とされていたトウモロコシのザラバ取引移行を、取引システム改修方針により同移行が今夏以降になる見通しと週末に発表している。

ところで昨年末には「ユーザーサイドとの絡み、また取引所に合せた会員の投資にしても先を見ると躊躇する部分がある」とコメントしたが、本日は豊商事が大株主との初の業務提携事業であったCXカフェの今月一杯での休止を打ち出している。

まあこのトウモロコシを巡ってはほぼ遅れるというのが市場のコンセンサスであった為にやはりという声は多いが、板寄においての聖域では丁度中間に位置している同銘柄を終えて一段落となったその後の方向性は如何に、まずザラバ化は無理という商品もありやのように時折聞こえるがバラバラ運営で何時まで我慢出来ることやら。


CONSENSUSは非選択

金は900ドル回復から国内でも再騰模様となっているが、この金が大きく寄与してTOCOMの1月度出来高は前月比で45%増となった模様だ。

ところでTOCOMといえば「ロスカット制度で商品先物取引がより身近になりました」との謳い文句で新聞にも広告等載せていた通り、各社の裁量に委ねられた設定でのロスカット取引始動からはや一週間が経過したが利用状況はどうなのだろう。

賛否両論混在するがそもそもこの設定では場を見ながら外すというような悠長な事を言っていられないわけで、スプレッド等は当然張れる環境ではないだろうし今のボラティリティから勘案するにとても妥当な設定とは言い難いのが正直なところで、撤退促進こそあれ取り込みとのバランスは疑問。

対象層が存在するとはいえ個人的には斯様に不便な部分のみ目に付くし、先に時事のヒアリング記事を見た感じでは一部を除き選択している向きは殆ど居ないというのはまあ自然なところだろうか。


BlueRose

一寸頼まれ事でキリンがやっているあのFLOREALへいったのだが、そういえば最近サントリーが青い薔薇を来年から国内で一般販売すると最近大手紙で見かけたのを思い出した。

青といえばサントリーは先に今の時期によく見かけるムーンダストなるカーネーションの販売を確か10年ほど前から販売していたような気がするが、言葉ではよく不可能を意味するブルーローズさえも可能になったという事か。

ところでこの薔薇、以前に複数の方から鮮やかな七色に花弁が輝いたモノを頂いた事があったが最初のインパクトは強いものの、こんな物を吸わされてと思うと何やら可哀想に思えたものだが、今回のはパンジーの青色色素作成の遺伝子を組み込んだものとか。

しかし何れにしても人の無い物強請りは尽きる事がない。


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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