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代償

今週は5日が「世界環境デー」であったが、環境保護関連といえば昨今世界的にも注目を集めているのがご存知バイオ燃料だろうか。

当然その原料ともなっているトウモロコシやサトウキビ関連は当該製品の高騰から、転作の影響で他商品の減産にも繋がりこちらも価格への転嫁が継続されており緩やかな分まだあまり実感が湧かないが、事実飲料ほか各食品関連が既にジワジワと値上りし今後もこれらの波及の程度は計り知れない。

6日付けのフィナンシャルタイムズではOPEC事務局長もバイオ燃料ブームに警告を発していたが、エコの代償と纏めるのは簡単でもいろいろと考えさせられる問題だ。


再現

週初には中国政府による追加抑制策への警戒感から8%を越える下げ幅を記録した上海株式であったが、翌日には続急落から急反発と値幅が360Pを越える等乱高下となっている。

特性として個人の比率も高いのでさながら仕手系にも似た動きとなるだろうが、先にも書いたように「いつか」が来るまではこうしたボラタイルな動きは継続されようか。

ところで今中国ではハイテクを駆使したカンニング業者が流行っているらしいが、株式関係でもバブル当時こちらで流行った商売はけっこう儲かるだろうなと何気に考えてしまう。


養殖と商品先物

先日金の偽造延べ板に触れたばかりで、これら一連の容疑者が見つかったとの事が大手紙に出ていたが、琵琶湖の方では本物の金の延べ板等を靴箱に隠していた向きが逮捕されたとの報があった。

で、容疑は相続の脱税なのだがその額14億円以上という事で過去4番目らしいが、約32億円の対象額の形成が本業の養殖業に加えて商品先物取引であったという点が注目される。

先月も当欄で「宣伝媒体」としてFX取引の脱税に触れた事があったが、やはり「形態はともあれ一段と表面化する時代へ既に入っている。」と書いておいた通りこの手が出て来た点は注目だろうか。


ゲイシャ

本日の商品市況はアラビカ・ロブスタ共にストップ高を交えコーヒーの急騰が目立っていたが、コーヒーといえば本日の時事に通常の100倍もする「ゲイシャ」なる生豆について取上げられていた。

この手では確か年明けにもルイ15世やバルザックも愛飲していたとかで「ブルボン・ポワントゥ」なる品種が取上げられていたが、お茶然りカカオ然りでどんな世界にもレア物の投機は存在するなと。

まあ特にレア物で無くとも来月くらいからあちこちでコーヒーは値上りする予定らしいが、その理由がBRICs等の新興国市民の所得水準が上がり贅沢品のコーヒーの味に目覚めた結果消費量が伸びた事によるものであるとか。

特に中国は6割増らしいが、この辺の影響も今後ジワジワと他方面に出て来るか。


グッチのドレス

今週は何かこう目立った話題も無かったが、メキシコで開催されていた2007年ミス・ユニバースでは日本代表が優勝するという快挙であった。

昨年7月にもこのミスユニバース関係に触れた記憶があったが、2003年の5位から昨年は既報の通り準優勝、そして今年といえば1959年以来の優勝というからアジアでの存在感も確固たるものになってきた。

ところでTVで優勝の瞬間を見たが、この時着ていたのは確かアメリカのセレブ司会者、オプラ・ウィンフリーがよく着ていたグッチのドレスではなかったかと・・。

流石、この手の大会で優勝するとアジア人では到底着こなせないと思われがちなこの手も、ドレスに着られていないように見えてくるから不思議。


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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