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素地と受け皿

今年に入ってから商品の派手な上げにも下げにも随分と慣れた向きは多いと思うが、それでもやはり本日あたりの?谷深し?の動きは底の音が聞こえてこない不気味さである。

本日はメタルも石油系よろしく酷い暴落となっているが、メタルといえば先月上旬にシンガポール通貨庁に目論見書を提出していた金ETFが、同市場に二重上場の見通しと時事に出ていた。

先に英金融会社が組成した商品相場連動型の証券29種をロンドン証取にて上場する旨の話も出ていたが、斯様に新規マネーの流入の素地は着々と築かれている。

前者の場合アジアでは初なだけに、日本の柵に縛られた旧態依然とした規制が恨めしい限り。


バランス

出直り掛けた石油系は内外共に再度の急落でロング系の失望をかったような格好であるが、ディーラー系の流出・流入が激しいのがこれと共にゴムあたりか。

前日比だけ見れば本日あたりもおとなしいが、ザラバでは先月から相当ボラタイルな動きを演じている。

板寄せからザラバに移行し取組増加させながら、果たしてザラバらしい動きを参入筋の貢献もあってするようになったが、TOCOM系のネックは昨今の取組高の急減である。

この取組で出来高がそこそこなのはディーリング活発化を如実に物語るが、同時に共存が困難になった向きも多くバランス上の問題を抱える。


Ivory

本日は長らく禁輸が続いていた象牙取引が再開の兆しという記事を大手紙で見かけた。

日本では最盛期に6割のシェアを誇った日本だが、99年の取引を最後に正式な取引は無い状態とか。

象牙は鼈甲や珊瑚と共にファンが多いが、これに限らず禁輸モノは当然密猟が絡み数回そうしたマーケットを見た事があるが、よくこんな物が調達出来たなというシロモノもあり、実に豪華絢爛?であった。

一部の富裕層には倫理より欲望が勝るらしく、これら含め毛皮、食材等々稀少ゆえにそうしたマーケットが形成され、こうしたビジネスは今も繁栄しているのが現状である。


当限並み?

さて7月だったか一度触れた「PTS」活用の件であるが、15日に先陣を切ったカブドットコム証券では昼間の約1%の売買代金で推移していると今週の大手紙には出ていた。

末尾には重要情報が流れた場合の基準や投資家保護の整備が不可欠とあったが、確かにこの点は気になるところではある。

早くもトヨタ株あたりはそういった動きが出た模様だが、そもそも株価に係る重要事項、修正等のディスクロは引け後が通例であり現状上記の売買代金ではそれこそ商品の当限並みの板の中で勝負するようなもの。

各社どういった基準で臨むかだがシステム等含め、暫くは投資家側も以前書いたリスクの中でも執行リスクに注意しながら臨むべきだろう。


Duri

たまたまエステ系の知人と雑談していた際にアマゾンフルーツの話が挙がったのだが、最近は様々なフルーツが再度埃を掃って一部でブームになっているらしい。

そういえば今週、大手紙でもドリアンが四国や中部でその強い香りからガス漏れと勘違いされた例が続出という記事が出ていたが、けっこう個人しかも女性がトライしているのは新鮮であった。

個人的には以前シンガポールやタイに滞在していた時は程度がよく納得出来るものに出会う迄、片っ端から何個も割って探した覚えがあるので、輸入が始まった頃から約半分の値段になった日本で今でもわざわざ払う気も無いが、他にも美容の為とはいえよくやるなという話も幾多あり、この部分の需要は奥が深いと再認識した次第。


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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