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クリスマスギフトに月旅行

今年はイヴが休日に当たったクリスマスであったが、そういえば11月初旬頃に某社が送ってきたクリスマスギフトカタログもなかなか浮き世離れした物が混在していて見るには楽しい物であった。

やはり同社が今年の初めに送ってきたポイント交換の冊子には、22億円の買い物をして「宇宙旅行」が獲得出来る旨を謳っていたが、今回はソユーズでの「月旅行」がさり気なく「地球一周旅行」や「フィジーの貸切アイランド」等と共に紹介されており、ちなみに1名で約120億円という値段が付けられていた。

他にも英帝国王冠レプリカの1億5千万円とかあったが、需要あるところに値段有りでこちらは先に書いたおせちとはまた違うステージで隠れた一部所得層を垣間見たような感じであった


週末からFUTURES PRESSでも既報の通り、南都銀行は野村證券と提携し商品デリバティブの取り扱いを始めている。

当初は大手証券の本格参入で色めき立った業界であるが、敢えて自らリスキーなリテールへはそうそう参入出来まいとの観測が取引員トップにも囁かれ始め上記等のホールセール物の裏付けも為されほぼ一ヶ月で話題も冷めてきている。

まあ良く解釈すれば産業界に本来の啓蒙が出来るしその枝葉で取引員を介する事もあるだろうが、ここでも問題になってくるのは受けの側で上記と別の大手証券は加入検討として挙げている商品取引所はただ一箇所のみ。

やはり何れにせよ安穏としていられないようだ。


鮟鱇

ある投資ファンド関係者と会食している折に足銀の話が出たのだが、そういえば足銀といえばほぼ一週間前に金融庁から受け皿の公募が締め切られている。

その顔ぶれは地銀連合や大手証券系、米系ファンド等錚々たる面子であるが、今迄の経緯があるだけにこれらに出資する向きが殺到しさながら混戦状態らしい。

今回は経営計画の提出やら経て三段階の選定をし一説には地銀連合が有力らしいが、一部大手証券系の背後に控える有力筋は不良債権化した担保付不動産が最大の旨みだとの観測もある。

再上場益でも充分儲かるが、今が旬の鮟鱇同様に使える?部分は多く何処が取るか見物である。


負担

一部に注目されていたNonーGMOであるが、巷で喧伝されている通り実需にそぐわない高めの値を保って納会となった。

歪な納会で投機色を指摘する向きは多いがこれは何れの取引所にも言える事、さてこの東穀だが先の理事会で来年3月1日から全てのオプション取引を休止する旨を決めている。

当初啓蒙に走っていたものが、今や会員には極力新規建玉を避けるよう要請する等寒い限りだが、消えゆく取引所同様に?やっと?という感じである。

またコメ上場の不認可に端を発する売買手法議論は半年以上燻っていたが、こちらはソフト物を先行してザラバ移行する事を正式に決定し他取引所とのシステム統合も匂わせている。

他取引所の動きにもいろいろな意味で注目だろう。


おせち

この時期になると?おせち?も駆け込みで其処彼処に案内が来るが、過日たまたま大手デパートの特設コーナーを通り掛かった際は既に出展も限られ可也選択肢も限られているといった感もあった。

それもその筈今年は既に10月中旬から予約受付が何処もスタートしており、人気の金田中あたりは初日で売り切れたと聞く。

他、蛤に金箔まで施された超有名店の物は20万円越えとこちらも景気が良い、しかし今年はこんな店まで創っていたのかと思えるほど品が増えているような気がするが、これも景況感の現れであろうか。


クラウディア

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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