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もう既に「事実」や
「我想う」には謳ってあるが、FX業者グランリッツが推定50億の負債でパンクとなった。
大型の部類だが確かに業界関係者以外の?筋?も何かと注目していたところで、一部社員が再び取引員の古巣へ戻るべくあちこち自分を売り込んでいた光景がけっこう前から窺えた。
先の国民生活センターの発表でも改正金融先物取引法後の同取引に関する相談が減少どころか急増している実体が明らかになったが、未だ一般投資家の情報ハンデは可也なものだと改めて実感、相場リスク以前のリスクにももう少し明るくなってもらいたいと切に願う。
本日は4日ぶりに小幅反落となった株式市場だが、中身はけっこう盛り上がりを見せ台風関連一色のような相場であった。
値上がり率トップは水処理の富士電E&C、栗田工やポンプの酉島もそうだが前者は動かし易い分当然それなりの仕込みが入っている。この手ではメンテ工事のニッパンレンタルや下水のアタカ等々どれも飛ばし易い素地だったともいえる。
阪神の時もそうであったが、こうした災害モノだけでもけっこう貸借残の変化を齎し当初路線には無かった相場形成となってしまうものもある。
台風14号の影響で日本にも大雨の警戒が各所に出ているものの、連日報道されているカトリーナの被害はやはり可也なもの。
復興特需とかでJASDAQや一部の6000番台の株が賑わっているが、その一方で再保険大手では保険金支払いが軽く2兆円を超えてくるとの見通しを出している。
数年前にこの再保険絡みでパンクした企業があったが材料の取り方も様々、ここ話題のアスベストでも関連企業が相場になってしまうケースが散見されこれまた最近変った現象の一つであるとも言える。
ここ数ヶ月は広義の証券関係者から商品業界再編に絡む話がほんとに多く入って来る。直近ではゲームのアエリアと業務提携した取引員があるが、時事のインタビューに同社会長が「後強引な買い占めに対抗する手立ては講じた」となにやら穏やかでないのもポイントだがまだまだ色々ある。
株価の方も上昇する物、下落する物と様々だが株式オンラインレターの方では業界関連で怪しいとしてこのアエリアを取り上げ、連日計りが効いている格好である。
ゲームといえば未だ他もこのパターンになりそうなものもあり、関連する企業の株価には要注目である。
他もそれなりに動いてはいるがやはり石油関係の前には影が薄くなってしまう。
これは内外共に言える事でNYMEXは天然ガス先物に続いて昨日は原油や製品先物の証拠金引き上げに動いた。
あちらは日本とは違い何でも機動的な対処をするので、それこそガソリン等は凄まじい状況となっているがこれがマーケットとして健全な姿だろう。
ともあれこんな状況であるからCRB指数も25年ぶりの高値を付けるのは自然な成り行きだが、正に8/11付けでコメントした通りの現象となっている。