360ページ目

TAX

国税庁が2004年高額納税者を本日発表したが、トップは初のサラリーマンという事で話題になっていた。そのトップの所属する投資顧問会社は多少マーケットを齧った向きなら一度は聞いた事があるであろうユニークな銘柄発掘に長けている会社である。

まあ決算がサプライズであったという事もあるのだろうが、本日は偶然にも同社が手掛けた銘柄の突飛高がヤケに目立った。

ちなみに業界でも同社と絡んだ経緯がある取引員があったような記憶があるが・・。

株主責任

その成り行きが注目されていたが本日各紙によれば、東証はカネボウの上場廃止を正式に決定した模様だ。同社については花王と共同事業が持ち上がり一転して破談になった経緯があるが、結果はよく見ていたなという事になる。

その一方で実績を焦るあまり?ババを掴んでしまった再生機構の圧力もあり東証がどういった判断を下すか注目であったが、先行きの計画が諸々ある東証としては一応毅然とした態度を取ったような形となったか。

しかし今迄225銘柄を外れないでいた事は業界人には長年の謎であったのは事実である。

異種

以前ヘッジファンドの特異的な方向性について記載したことがあったが、NYでは今週に入って膨張したヘッジファンドに対する警戒感が高まっているようだ。

折しもジャンク債までにスピード降格となった米主力企業群が出ている状況ではそういった噂も飛び易いとは思うがこれとて原油が主因となっている為、裁定が効くファンドは未だ旨みが残っているかもしれない。

不動産然りで値頃で警戒水準にある市場ほど「もうはまだなり」か。

視点

ロイターによればNYMEXは今月16日から石油の海上運賃に関する7つの先物商品を上場させる事を表明したようだ。

同運賃についてはしばしば材料にされ注目している向きも多く、こうした時流に乗った商品の機動的な上場は我々から見ると羨ましい限りである。

同レベルの機動的な上場(銘柄追加)は国内ではせいぜいワラントぐらいしか見当たらず、こうした点は今後の課題にしても良いのではないだろうか。

Easter

今年のG・Wはその並びから連続して休暇を取った向きもあると思うが、溜めていた所用をこなすには丁度良い数日であったと思う。

イースターシーズン中には知人宅で恒例のパーティーがあったが、それこそ各国の料理が一挙に味わえ毎度楽しい一時であった。

文化が違えば考え方も違うが、そういった中でもけっこうビジネスのヒントが埋もれている場合があり、また結構貴重な情報交換の場でもある。

起因

制限値幅へ早々に達する動きが頻発し、リクイディティーの薄さに委託者も外務員も最近の石油市場には辟易している雰囲気もあるが、金もそのボラの薄さから同様に離散気味である。

さてその金であるがTOCOMは同オプションの構成限月を3限月制に移行する模様である。

取引の分散を防ぎ市場の流動性向上を図るためとの事であるが、また勝手に言わせていただければ不発の原因が理解出来ていないだけにこれでも恐らくダメだろう。

視点のズレ。

時流

時事の記事によれば、改正商取法が影響したのかどうか取組高が大幅に落ち込んでいるらしい。まあこの部分については前回指摘したように取引所運営にも問題が無いわけではないと思うので、複合的な物と思うのだが他にはやはり自己に言及した部分が目に付いた。

この点については既に3/1付けで「〜収益形態の事情で自己強化を図っているところはやはりこの辺の問題は頭の痛いところか。このハードルがあるが故にポジショニングにシワ寄せが来てパフォーマンスに影響が出るとスパイラルにもなりかねない。」と懸念を綴った事がある。

纏めての要請?で多少の混乱もあるとは思うが、機敏に流行のファイナンスを駆使する向きがもう少しあってもよさそうな物と思うのは認識違いか。

モラトリアム

先に金融庁では改正金融先物取引法に伴う施行令を発表し、さてこれでどの程度招かざるFX業者が篩いにかけられるのかというところだが、けっこう形になるまで猶予があるなというのが実感。

ところでFXといえば東京金融先物取引所が略称を「TFX」とする旨の発表あり、こちらも7月上場予定のFX取引で個人投資家向けのIRを積極化するらしいが、?タイフ?から脱皮し新たな飛躍が出来るかどうか注目。

名前負け

過日知人のウェディングがありフォーシーズンズへ出掛けた。

はたしてこの系統は何処でもこれがあるのかどうか解らないが、けっこう新鮮だったのがNYミッドタウンに聳え立つフォーシズンズNYの名店5757のエントランスを飾るあの絶妙に不安定(に見える?)なフラワーアレンジメントがエントランスを堂々と飾っていた事であった。と、そこまでは良かったのだが、残念だったのはこのホテルの器にはとても不釣合なスタッフの手際の悪さがやたらと目に付いた点。

サービス業の世界、器が完璧でも携わるスタッフで評価は可也変るものである。

立場

TOCOMは本日の理事会で改正商取法施行に伴う市場管理基本要綱や受渡細則等の規定の一部見直しを決めた。

値幅制限特例措置や臨時増しの撤廃等が謳われているが、必要に応じて取引所が定めた場合は復活する旨も謳っており性格は違うものの何やら今週初めに「緊急証拠金」が発令された証券先物市場が思い浮かぶ。

各取引員も証拠金関係では連日関係各所と詰めている模様が窺えるが、限られた時間の中をこれら含めて現場サイドと調整する苦労は続く。

再来

先週からの続落で週明けには今年最大の急落を演じた日経平均だが、本日反発するも戻りの鈍さは認めざるを得ない。

数兆円に積み上がる信用需給等がネックになっているようだが、そんな狭間でゲーム化しているのがJASDAQモノである。週末はあのガンホー関連でブロッコリーが2日間で4倍以上に大化け、本日でモンテカルロが3日間で4倍以上とまるでオプションプレミアム並みの化け方である。

他に幾つもあるが、これらに共通しているのはM・M銘柄という事。ちなみに本日値上がり第一位のスターツもやはりM・Mであるが、どうも昨年末と場味が酷似している感あり、サーキットブレイカーの後は用心である。

必然

もう飽きたという雰囲気蔓延の中でも進展があればそれなりに話題になるもので、本日は二ヶ月以上に亘ってモメていたライブドアとフジTVが世間的には「和解」という事で決着を見せた。

まだこの戦いがハシリのうちにTVに出て来て得意満面で「とりあえずライブドアは負け」などと批評していた為替系の某評論家が居て、その表面ヅラだけで単純に物事を考える能天気さを当欄で記した事があったが、こういった向きはもう少し出る場所を選ぶべきだろう。

まあその辺はどうでもよい事だが、世の中偶然や成り行きでそうなったという事例はまずありえない物なのである。